商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2022/11/24 |
JAN | 9784106038914 |
- 書籍
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教養としての上級語彙
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教養としての上級語彙
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商品レビュー
3.4
12件のお客様レビュー
■前説 まずもって触れなきゃいけないのは、この表題のこと。そもそも教養って〈長い年月にわたり蓄積した知識と経験が絡み合って知恵化し、人生を豊かにするもの〉と僕の中では定義化している。 新潮社ともあろう大出版社がコンビニの書籍コーナーに並んでるような安直でスノッブなタイトルを付け...
■前説 まずもって触れなきゃいけないのは、この表題のこと。そもそも教養って〈長い年月にわたり蓄積した知識と経験が絡み合って知恵化し、人生を豊かにするもの〉と僕の中では定義化している。 新潮社ともあろう大出版社がコンビニの書籍コーナーに並んでるような安直でスノッブなタイトルを付けたなぁと苦笑いしてしまった。それと〈語彙解説とその用法を説く〉著者の宮崎氏なら、『軽々に教養なんて使うなよ〜』と言いそうなのに認めたことにも驚く。※新潮選書の編集者が命名したと決めつけいるけど、実は宮崎氏だったりして… ■総評 本書は、著者が10代半ばより、本・雑誌・新聞等で未知の言葉に出会う度に採録した語彙ノートがベースになっている。その採取作業は虫や植物の観察より楽しい作業だったと坦懐するぐらい没入し、ノートは数十冊・採取語は1万語にものぼる。今回出版に際し500語を選出。残念なのは、紙幅の都合か索引が付いていないことは欠陥と言っていいと思う。 ■短評 本書は言葉の意味を記すだけではなく、実例が示されており、ユニークなのはある語彙の説明に使った語彙を説明必要な語彙として即説明を行う念の入り用で、痒いところに手が届いてる。 普通、人は辞書を読むことはしない。今ならスマホで調べられ、ますます辞書を開くことから遠ざかり、家に辞書はあっても開かずの存在になってるのが大半だと思う。 僕は小学5年生ぐらいからお年玉で〈ことわざ辞典〉〈故事成語辞典〉〈四字熟語辞典〉などを買い読んでいたので、めくれどもめくれども語彙・語彙・語彙…の単調極まりない本書も最後まで愉しく読めた。 命題:本書で覚えた語彙を普段使いできるのか? 僕の答えは『NO』に近い。文章を読む上では、語彙が多いほど書き手の真意を素早くかなりの精度で理解ができる。でも、会話となると聴覚に届くので、例えば「矜恃」「席巻」「白眉」『含羞」「吝嗇」なんて言われると、言葉の意味の解釈に気を取られ内容の理解が疎かになる。 本書6章にも書かれているが、語彙には『理解語彙』と『使用語彙』の2種が存在する。前者は文章を読んだりする上で、知らない言葉も文脈から推察できたりする語彙を指し、後者は日常で使いこなしている語彙。 この2種の語彙の関係は、理解語彙>使用語彙。要はおおよそ知ってはいるが、いざ使うとなると、普段使いの語彙を使ってしまい、ビジネスの場等で自身ボキャ貧ぶりが露呈してしまう。 とは言え、語彙を闇雲に増やしたところで、それが実際に使えなければ意味を持たない。 そこで… ①語彙の意味を理解した上で使う。 ②また別の言葉に置換できる平易な語彙を増やす。 ③類語も合わせて記憶する。 ようやく、この3つができたことで使える語彙となる。 …と読み返し偉そうな書いてるなぁ。それと熟語が多い。熟語は端的に言い表すショートカットのつもりで使ってるけど、それが余計にわかりにくくしているのであれば〈策士、策に溺れる〉の口ですな。 語彙を増やす本読んだのに、ますます迷走中。また熟語使ってしまいました。
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もうこの年になると、今更だな。 中高生なら、あるいは、だけど、それでも人から勧められてわざわざ身に付けることも無い気がする。 読書をしていれば、ある程度は自然に身に付いてしまう。 偏りなく、ある程度の量は必要だろうが。 耳から入る、日々のやりとり、昭和を含む日本文化、時代劇と...
もうこの年になると、今更だな。 中高生なら、あるいは、だけど、それでも人から勧められてわざわざ身に付けることも無い気がする。 読書をしていれば、ある程度は自然に身に付いてしまう。 偏りなく、ある程度の量は必要だろうが。 耳から入る、日々のやりとり、昭和を含む日本文化、時代劇とかに接する機会が激減していることで難しくはなっているかな。語彙って古い言い回しが、ベースだからね。
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語彙を増やすことが目的の本だが、漢字で表された語句は類推が可能だけれども、訓読みのものはかなり難しいと感じた.例えば、嘉する、偶さか、諾う、徐に などなど.(それぞれ、よみする、たまさか、うべなう、おもむろに). 普段あまり目にしない読み方があるのは、中国から伝わった漢字の発音が...
語彙を増やすことが目的の本だが、漢字で表された語句は類推が可能だけれども、訓読みのものはかなり難しいと感じた.例えば、嘉する、偶さか、諾う、徐に などなど.(それぞれ、よみする、たまさか、うべなう、おもむろに). 普段あまり目にしない読み方があるのは、中国から伝わった漢字の発音が、呉音、漢音、唐音と時代が下るに従って変化しているのが一因だろう.いずれにしても、書物に紐解く機会をなるべく多くして、語彙を増やして行きたい.
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