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青ひげの卵 ちくま文庫
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青ひげの卵 ちくま文庫

マーガレット・アトウッド(著者), 小川芳範(訳者)

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青ひげの卵 ちくま文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2022/11/14
JAN 9784480438430

青ひげの卵

¥1,210

商品レビュー

3.5

9件のお客様レビュー

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2025/06/28

普段まったく読まないタイプの本だけど、アトウッドだから思い切って読んでみた。なんだか気持ちがざわざわするばかりで、先を読みたいわけでもないのに読むのをやめられず、気づいたら読み終わっていたという謎の読書体験をしました。

Posted by ブクログ

2025/06/22

日常生活を過ごす中での違和感や生きるなかでの狂気みたいなのが滲み出ていて好きだった。 時間をおいて改めて読み直したい短編集

Posted by ブクログ

2025/05/29

〈翻訳文学試食会〉で取り上げられた本。 平均以上とか、自由気ままな生活をしているが、実はギリギリの女たち。 『ルゥルゥ、もしくは<言語>の家庭生活』 陶芸家のルゥルゥの住居には、住まいも金もない詩人たちが出入りしている。ルゥルゥは詩人たちの住まいも食事も面倒を見て、彼らと結婚...

〈翻訳文学試食会〉で取り上げられた本。 平均以上とか、自由気ままな生活をしているが、実はギリギリの女たち。 『ルゥルゥ、もしくは<言語>の家庭生活』 陶芸家のルゥルゥの住居には、住まいも金もない詩人たちが出入りしている。ルゥルゥは詩人たちの住まいも食事も面倒を見て、彼らと結婚したり別れたり(今の夫は三人目)、他にも誰かと寝たりもする暮らし。 ルゥルゥに世話になっているはずの詩人たちは、言葉巧みにルゥルゥをからかう。「ルゥルゥは秩序(オーダー)だ!そうだ排泄物(オーデュアー)だ!」という感じ。 ルゥルゥは、こんな生活でも良いかなあと思っているけれど、やっぱり生活を変えたほうが良いのかなあとも思って日々を送っている。 しかし詩人たちが望んでいるのは「ルゥルゥがただ彼女らしくいることだけ」と気が付き、やっぱりこんな生活でも良いのかなと思った。 『ぶさ猫』 ジョエルは政治パフォーマンスの芸術家(たぶん)。ユダヤ人なので反ユダヤ主義者からは嫌われ、しかし「本当にユダヤ人ではない」と言われ他のユダヤ人からも嫌われている。 女性関係もその場その場。続いている関係といえば飼っている雌猫「ぶさ猫」とぐらい。最近まで同棲していたベッカから話し合いを求められるけれど面倒だ。ジョエルは脅迫や嫌がらせのくる家から街に出る。 ジョエルが出会った女性とその場の行為を終えて家に帰ると、すっぽかしたベッカにより家は荒らされていた。面倒くさい。 だがぶさ猫がいない!ベッカの書き置き「ぶさ猫に会いたければゴミ箱を探せば」 ぶさ猫!ぶさ猫!呼びながらゴミ箱を回る。ああ、なんでこんな名前をつけたんだろう。 そして話はベッカへ。紙袋に入れたぶさ猫をどこに放置しようか考える。自分はこんな女じゃないのに。もっとナイスガールだったはずなのに。ジョエルの家を片付け、食事を作って。それなのに彼はまるで自分なんかいないみたいに扱って。ぶさ猫だって私に懐いたこともあったのに。ジョエルに必要なのはぶさ猫だけ。今彼は哀しみを味わっているだろう。私と同じように。 私の心は血を流さないはずなのに、でも血は流れている。 『青ひげの卵』 サリーは心臓外科医エドの三人目の妻だ。エドはブロンドでお金持ちで成功者でおツムが弱い。女性はみんな彼を狙っている。美しい家、社会的に成功している夫。サリーは家の切り盛りも、上流社会の付き合いもうまくやっている。 だがサリーは常におツムが弱いエドの気配を気にしている。このまま安泰のはずの自分の生活。彼に色目を使う女たちをバカにして自分こそが彼の妻としてふさわしいと思っているのに。しかし不吉な気配を感じるときも⋯考えすぎだろうか? 題名の「青ひげの卵」は、昔話の「青ひげ」がさらった女の純潔を確認するために持たせたもの。卵が真っ白いままなら青ひげを支配することができる。 サリーの卵は真っ白いままのはずだった。だが卵は何かを産むものだ。なにが生まれてくるのだろう。そこにあるだけで人を不幸にしたり、支配したりできる「青ひげの卵」からは。 『罪食い人』 初老の精神科医ジョーゼフのもとに通う主人公の女性は夫と離婚調停中。ジョーゼフ医師は三度の結婚経験、そしてまだまだ女性の影もみえる。 ジョーゼフは女性に「むかし、死んだ人の罪を食べる罪食い人がいた」話をしたことがある。 そんなジョーゼフが突然死した。お葬式はいまさらしんみりするものでもない。 しかしもう話を聞いてくれる人はいなくなったのだ。「罪食い人」もいない。 『緋色のトキ』 数年前、クリスティンは夫のドンとまだ幼かった末娘リリアンを連れて休暇旅行でトリニダードへ行った。 この頃の夫婦仲はかなり危ない、というか、ドンがいちいち嫌味や当てこすりを言って、クリスティンが経てた計画をバカにしている感じ。クリスティンは、ドンのストレスの原因が自分だと思っていたたまれず懸命に家庭のパランスを取ろうとしている。でもそんな気遣いにも疲れる。ありのままの自分を見てほしいのに。 三人で船着き場から「現地にしかいない緋色のトキ」を見に行くことに。 ここでトラブルが起きて乗客が慌てたり揉めたりするんだけど、乗客の一人の行動により拍子抜けするような解決に。クリスティンは後に笑い話にされそうなその乗客に行動に感心して少し力が抜ける。どうやらドンのストレスも軽減されたのだ。 数年後、あのときの旅行の話を笑ってできるくらいに。 『サンライズ』 画家のイヴォンヌは、描きたい男性をみつけて声をかけアトリエでデッサンする。男に夢中になられることもあるし、身体が目当てだと思われることもあるが、その時はその時だ。 危険すれすれな生活をしているイヴォンヌだけど、本当に危険なのは男じゃなくて自分自身だってわかってる、って感じのおはなし。

Posted by ブクログ