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コミカライズ魂 『仮面ライダー』に始まる児童マンガ史 河出新書
1,089円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2022/10/27 |
JAN | 9784309631578 |
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コミカライズ魂
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商品レビュー
4
6件のお客様レビュー
何やら大上段に振りかぶったようなタイトルだが、内容は誠実な自伝(なぜこのタイトルになったかは最後まで読むとわかる仕掛けだ)。仮面ライダーなどのテレビ番組の漫画化やゲームセンターあらしで有名なすがやみつるが自らの半生を「コミカライズ」に焦点を当てながら書いた本だ。作画にとどまらず原...
何やら大上段に振りかぶったようなタイトルだが、内容は誠実な自伝(なぜこのタイトルになったかは最後まで読むとわかる仕掛けだ)。仮面ライダーなどのテレビ番組の漫画化やゲームセンターあらしで有名なすがやみつるが自らの半生を「コミカライズ」に焦点を当てながら書いた本だ。作画にとどまらず原作を書いたり小説を出したり、大学で教壇に上ったりするほどの氏なので、この本もとても上手く書かれており楽しく読むことができた。師匠である石ノ森章太郎や当時の仲間内だけでなく、石川賢の変身忍者嵐や村枝賢一の仮面ライダーにも筆が及ぶし、ゲームセンターあらしは初回のブロック崩しをリアルタイムで読んだ身なので、懐かしさも相まって全篇満喫いたしました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
巻末のコミカライズ作品一覧と、自身の記憶を対照すると、すがやみつる作品と意識して読んでいた作品はないように思える。むしろ読んでいない可能性もある。ストロンガーを読んだ記憶があるのだが、冒険王を読んでいた覚えがない。読んでいたとはっきり言えるのはテレビマガジンとテレビランドなのだが、なんにせよ四歳か五歳の頃のこと、忘却の彼方。 コミカライズ作品について漠然と感じていたことは本書によって肯定された。考えていたよりは企画ものとしての体を成していたようであるが、公式作品と言い張れるほどのものではない、と。 個人的には『ラジコン探偵団』や『ゲームセンターあらし』の誕生秘話めいた話を知れたことが嬉しい。 特に『ラジコン探偵団』からはたくさんの「お土産」をもらったことを思い出させてくれた。当時は手が出なかったにせよ、エレクトロニクスや工作ということに興味をむけてくれた。 一方で、キカイダーというタイトルが駄洒落発であったことは知りたくなかった。企画時の名称は『ゼロダイバー』だったという。『キカイダー』という名前だったから「ピノキオは人間になれてほんとうにしあわせだったのでしょうか」という結末とマッチすると思うのだが、思い出を汚された気分。駄洒落発であろうと察していても、はっきり言われなければ思い込みで済むというもの。過去話にはご用心。 追記: 駄洒落というのは石森プロ(当時)にいた若手漫画家らの印象だとのこと。
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個人的には中学までマンガ読ませない家庭で育ったので、ほんとはドンピシャな世代のはずなんだけど、歴史っぽく読んだ。
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