商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2022/11/28 |
JAN | 9784101344737 |
- 書籍
- 文庫
罪の轍
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罪の轍
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商品レビュー
4.1
74件のお客様レビュー
誘拐事件が起きるまでが長く感じたが、その後はジワジワと真実に迫っていく感じで、続きが気になり一気に読み切ってしまった。 日本が戦争から立ち直り景気も良くなり翌年には東京オリンピックがあり、皆が明るい未来に向かっているそんな時代背景だったり、今では忘れかけていた不便さがはがゆくも...
誘拐事件が起きるまでが長く感じたが、その後はジワジワと真実に迫っていく感じで、続きが気になり一気に読み切ってしまった。 日本が戦争から立ち直り景気も良くなり翌年には東京オリンピックがあり、皆が明るい未来に向かっているそんな時代背景だったり、今では忘れかけていた不便さがはがゆくもあり読んでいて懐かしかった。 ただ実際にあった事件を元にしているというのが頭にあり、半分ノンフィクションを読んでいる様な気分にもなり読み終わった後には辛さが残ってしまった。
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刑事と被疑者、ほかの登場人物の視点で描かれ、飽きなく、また実話をモチーフに誘拐というテーマなので さらに緊迫感もあり、先が気になりどんどん読めました。「砂の器」を思い出します。 でも本作は事件についてより、当時の描写にすごく興味を持ちました。(事件については尻すぼみ感が、) こ...
刑事と被疑者、ほかの登場人物の視点で描かれ、飽きなく、また実話をモチーフに誘拐というテーマなので さらに緊迫感もあり、先が気になりどんどん読めました。「砂の器」を思い出します。 でも本作は事件についてより、当時の描写にすごく興味を持ちました。(事件については尻すぼみ感が、) これまでは感情移入しやすかったり親近感持てる、その時その時の時代設定の本を好んで読んでいて あまり時代設定の違う作品は、これというもの以外読んでこなく、なんで書くのかなって思っていたくらい。 電話やテレビの登場で事件が混乱って、実は今のSNSに置き換えると同じなんだと。 歴史は繰り返すってほんとだなと思いました。 ちょっと読書の趣味嗜好の幅が広がった本になりました。 それにしても、東京から礼文島に着くまで二日後って、、技術の進歩も感じます。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
東京オリンピックを翌年に控えた昭和38年。 浅草で男児誘拐事件が発生し、日本中を恐怖と怒りの渦に叩き込んだ。 事件を担当する捜査一課の落合昌夫は、子供達から「莫迦」と呼ばれる北国訛りの男の噂を聞く――。 世間から置き去りにされた人間の孤独 とても評判が良かったけど 最後まで読んで表抜け。 最初はせいぜい生きるために 盗みをするくらいの莫迦な子悪党が 人から利用されて 罪を着せられてる話かと思ったら 行き当たりばったりで 大した理由もなく人を殺してしまう。 長編で引っ張るから どんでん返しでもあるのかと期待したけど そういうこともなく。 私の読解力のなさか? 実際の事件をベースにしているそうで 子供が亡くなった以上 すっきり解決するわけもないのだが それにしても不完全燃焼感しか残らない。 最後に思いついたように 義父に復讐しようとする 義父のやったことは間違いなく虐待だが 殺人まで手に染める 悪党になったことまでは 義父のせいじゃないでしょう
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