商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 毎日新聞出版 |
発売年月日 | 2022/10/31 |
JAN | 9784620210513 |
- 書籍
- 文庫
虫とゴリラ
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虫とゴリラ
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生き物としてのヒトについて、現代社会の歪みについて、「虫とゴリラ」の目線で語る対談本。 野生の生き物とその生息環境を観察して、理解したりできなかったりすることは、ヒトという生き物を客観視するために効果的なトレーニングだと思う。 現代社会は、ヒトの脳で維持管理できない物を徹底的に...
生き物としてのヒトについて、現代社会の歪みについて、「虫とゴリラ」の目線で語る対談本。 野生の生き物とその生息環境を観察して、理解したりできなかったりすることは、ヒトという生き物を客観視するために効果的なトレーニングだと思う。 現代社会は、ヒトの脳で維持管理できない物を徹底的に無視し、分からない・曖昧なことには蓋をする。それは虫であり、樹木であり、個人であり、脳自身でもある。 しかし、どんなに「こんな状況はおかしい」と感じても、限界まで加速した方舟を個人が止めることはできないし、大多数の人はそれを望まないだろうという儘ならなさがある。 そんなヒトの営みなんて露知らず、虫は街の片隅にも逞しく生きていて、耳を傾ければ色々なことを教えてくれる。その声を聴く人が増えたら良いと思う。ヒトはいつでも自然の一部なのだから。
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解剖学者で「虫屋」の養老孟司と、「サル学」の研究者の山極寿一の対談です。 養老は、「脳化」や「都市化」といった概念を用いて、人間がみずから理解することのできる情報だけに目を向け、その外にひろがる「自然」を顧みようとしないことを、くり返し批判してきました。一方の山極も、ジャングル...
解剖学者で「虫屋」の養老孟司と、「サル学」の研究者の山極寿一の対談です。 養老は、「脳化」や「都市化」といった概念を用いて、人間がみずから理解することのできる情報だけに目を向け、その外にひろがる「自然」を顧みようとしないことを、くり返し批判してきました。一方の山極も、ジャングルでゴリラの生態を追いつづけてきた体験をもとに、感覚を通じて自然と交流することができることの重要性を指摘しています。 山極は「あとがき」で、「もとより虫屋とサル屋だから、見てきた世界が違う。歩みがどこで交わるだろうか、と心配したけれど、けっこう一緒に歩むことができた」と、対談を振り返っています。ただ読者としては、両者の意見のちがいがもうすこし鮮明に示されたほうがおもしろかったのではないかという気がしています。
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触覚と視覚と聴覚だけは大脳にダイレクト ペンフィールドのホモんクルスによると、唇、手、指先が非常に大きい。 脳の中でこんなに大きな部分を占めるのに、あまり利用されてない。 >>人間通し、触んないとダメだな コントロールできなければ、 傍観者(当事者意識が無い)にな...
触覚と視覚と聴覚だけは大脳にダイレクト ペンフィールドのホモんクルスによると、唇、手、指先が非常に大きい。 脳の中でこんなに大きな部分を占めるのに、あまり利用されてない。 >>人間通し、触んないとダメだな コントロールできなければ、 傍観者(当事者意識が無い)になる。 人間というのは、技術が手に入ると「やっちゃう」んですよ。
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