商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2022/10/20 |
| JAN | 9784087444421 |
- 書籍
- 文庫
BAD KIDS 新装版
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BAD KIDS 新装版
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商品レビュー
4.3
23件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
後半の隆之の言葉に全てが集約されてる気がする。 「〜 そんなのを当たり前と思ってるなんて、甘ちゃんもいいとこだよ。ほんとに好きなら、何でそうやって苦しめるんだよ。どんなことを言えば辛くさせるかなんて、もうイヤってほどわかってんだろ?お前はこの人を好きなんじゃない、この人に甘やかされるのが好きなだけなんだ。 〜略」 これを片想いの相手に言えるのすごいな。 物語は全体的に、痛々しいほど瑞々しい若さの話って感じだった。
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浴槽に頭まで浸かる本 痛みや後悔、必要だけれど持っているのが辛くなる様な感情を赤裸々に表現してくれる。思い出を振り返る時、馳せる想いを連ねる時、一緒に進んでくれる物語。 私が後悔しているのは別れたことではなく、出会ったことだ。よくあるなんて言いたくないけど、よく思ってしまう。私...
浴槽に頭まで浸かる本 痛みや後悔、必要だけれど持っているのが辛くなる様な感情を赤裸々に表現してくれる。思い出を振り返る時、馳せる想いを連ねる時、一緒に進んでくれる物語。 私が後悔しているのは別れたことではなく、出会ったことだ。よくあるなんて言いたくないけど、よく思ってしまう。私と出会わなければこんなに苦しい思いをさせずに済んだとか、貴方と出会わなければ嫌いな自分を認めないで済んだとか。 幸福のつきあたりと嫉妬のどん底の両方を見せてくれた。 自己嫌悪なんてものに陥る人は、みんなナルシスト。自分で思い描く基準の高さ、不釣愛な自分の一面を飲み込まず拒むことで愛する。 今日はここまで、が出来ない。 カレーは飲み物という様に、村山由佳の文章は私に取って飲み物。温度や舌でのとろけ具合やはじけ具合は違っても、スルスルと私の中に入り込む。胃から戻して咀嚼する反芻動物同様、何度も味わい栄養にしたいのにあまりにも私の受容体との相性が良すぎる。
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【おすすめポイント】 爽やかでみずみずしく最高に痛々しい小説。 1990年当時のみずみずしい、ひりつくような感じ。当時の、山田詠美とか好きな人には刺さるはず。 【残念ポイント】 特にないけど、村山由佳の初期作品だから、2025年現在と比べて多少荒削りではあるかも。
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