商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 風行社 |
| 発売年月日 | 2022/10/18 |
| JAN | 9784938662387 |
- 書籍
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6件のお客様レビュー
版元ドットコム https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784938662387 書評掲載情報、紹介、目次 書評・紹介 伊藤亜紗による書評(2022/11/19「毎日新聞」) https://mainichi.jp/articles/20221119/...
版元ドットコム https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784938662387 書評掲載情報、紹介、目次 書評・紹介 伊藤亜紗による書評(2022/11/19「毎日新聞」) https://mainichi.jp/articles/20221119/ddm/015/070/002000c 「中絶の葛藤など調査 「ケア」の声聞き取ったフェミニズムの名著再び」(2023/3/11 「毎日新聞」) https://mainichi.jp/articles/20230310/k00/00m/040/186000c 「まるで地下文書だった「ケアの倫理」 キャロル・ギリガンさんの挑戦」(毎日新聞 2025/12/20) https://mainichi.jp/articles/20251218/k00/00m/040/327000c
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メモ→ https://x.com/nobushiromasaki/status/1975331378565894397?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw
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従来の心理学、人間像、正義論、公共哲学の盲点を突き、その更新を迫る。フェミニズム政治思想に「ケアの倫理」の火を灯した重要な古典だ。 これまでの”男性心理学”は、母親からの「分離」、アイデンティティの「確立」、状況によらない「普遍」の道徳観獲得といった男性の発達を基準として、女...
従来の心理学、人間像、正義論、公共哲学の盲点を突き、その更新を迫る。フェミニズム政治思想に「ケアの倫理」の火を灯した重要な古典だ。 これまでの”男性心理学”は、母親からの「分離」、アイデンティティの「確立」、状況によらない「普遍」の道徳観獲得といった男性の発達を基準として、女性をそこから劣る存在、あるいは逸脱とみなしていた。しかし、それが理論の欠陥であり、女性ならではの「声」を聴いていないだけだったとしたら? 著者ギリガンはさまざまな中絶女性にインタビューを重ねて女性たちの「成熟」の姿を明らかにする。女性たちは道徳的に劣るのではなく、「だれも傷つけてはならない」という道徳とその不可能性との葛藤に苦しむ。しかし、「傷つけない」の中に自分自身を含めるという視座(3つ目の視座)に立つことによって、無私と自己主張というゼロサムが、自己に誠実であれという原理で克服される。こうして、男女双方の視点を取り入れた人間の心理学が要請されることになった。 これだけだと、「男は男らしく」「女は女らしく」ってことね、やっぱり女性は母親になることが一番ね、で話が終わりかねない。きっとそうではない。 ”女子たちや女性たちに目を向け、話を聴く新しい心理学の理論は、女性たちの経験を覆い隠し続けることによってのみ権勢を保ち続けられる家父長的秩序に対する、必然的な挑戦状を突きつけます”(P41) 獲得された新しい人間観は、既存のシステムへの挑戦、そして既存の倫理の見直しをも促す。それが本書のもう一つの視点、正義の倫理に対する「ケアの倫理」である。それは男との対比で下位に位置付けられたもろもろの要素をポジティブに捉え直すものだといっていい。 他者から分離、自律した主体が、競合関係を抽象的な思考で裁定する普遍的な正義の倫理に対して、「自らも含めてだれも傷つけない」を理想に、他者との相互依存の中で、文脈的に、感情や愛着を無視することなく他者に応答する。このケアの倫理は、オトコたち(といってもオトコ社会に勝ち残った一部のオトコたち)の秩序を切り崩す。しかしそれはただ反逆したいからじゃなく、みんながより幸せになるためだ。 「正しさ」や「つながり」が、前提から問い直される時代にあって、出発点としておさえておきたい。 ただし翻訳はひどい。逐語訳としてはいいのかもしれないが、日本語になっていない。研究者にありがちな訳文。もう少し日本語を磨いていただきたい。
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