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バカと無知 人間、この不都合な生きもの 新潮新書968
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バカと無知 人間、この不都合な生きもの 新潮新書968

橘玲(著者)

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バカと無知 人間、この不都合な生きもの 新潮新書968

968

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2022/10/15
JAN 9784106109683

バカと無知

¥968

商品レビュー

3.7

180件のお客様レビュー

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2024/11/13

初橘玲 面白かった。 以前から読んでみたいと思っていた論客、橘玲 本書は社会という集合体の中で一人のヒトという個人が、 どのようにな振舞いをみせ、どのように考えたり感じたりする傾向があるのかを、 行動経済学、進化心理学、行動遺伝学などの様々なエビデンスを基に解説している。 す...

初橘玲 面白かった。 以前から読んでみたいと思っていた論客、橘玲 本書は社会という集合体の中で一人のヒトという個人が、 どのようにな振舞いをみせ、どのように考えたり感じたりする傾向があるのかを、 行動経済学、進化心理学、行動遺伝学などの様々なエビデンスを基に解説している。 すごい。 ただし「傾向」は語られていても、「対策」は語られていないのは残念。 個人的に読んでいて面白いなと思ったのは、組織論と似たような話が多いと感じたところ。 組織の中で部分最適(個人=リベラル)を優先すると、全体最適(社会=ソーシャリズム)で不具合を起こす。 全体最適を優先すると部分最適が蔑ろにされるといった感じ。 当然、そのバランスをとるためにはどうするか?と言った難問には、ケースバイケースなので答えが出ない。(両方大切なので) やはり同じ人間なのでそのあたりの葛藤は、どこも一緒なんだなと感じてしまう。 近年、社会主義やネオリベラリズムが注目されるようになってきたが、 現在の行き過ぎた資本主義といった背景などがひょっとしたらあるのかもしれない。

Posted by ブクログ

2024/10/10

『利己的な遺伝子』をベースに多くの研究結果を肉付けし、現代社会における生きづらさを読み解いている一冊。PARTⅡ「バカと無知」は特に興味深かった。 頭のいい人が自分の実力をより正確に見積もることができ、バカであるほどそうでないのであれば、重要になってくるのは如何にして自分のバカ...

『利己的な遺伝子』をベースに多くの研究結果を肉付けし、現代社会における生きづらさを読み解いている一冊。PARTⅡ「バカと無知」は特に興味深かった。 頭のいい人が自分の実力をより正確に見積もることができ、バカであるほどそうでないのであれば、重要になってくるのは如何にして自分のバカ度合い、無知度合を認識するかだと思う。 自分が知らないことほど、自分の実力を過大に見積もる。しかし人が精通している物事(ジャンル)は様々だから、仮に自分がある物事については全体から見て偏差値70の位置にいたとしても、別の物事については偏差値30の位置にいる、ということがあり得る。 例えば私の場合はIT、魔術文化、料理、音楽、地理、歴史、宗教といったジャンルについては割合詳しいが、一方で芸能、美容、スポーツ、ゲーム、アニメ、ギャンブルといったジャンルは全く分からない。 また仕事で関わってきたITインフラでもLinuxサーバや仮想基盤については詳しい一方で、ネットワーク設計やクラウド設計についてはまだ全然詳しくない。 総合的な自分のバカ度合いを測るのは難しそうだ。IQだけでは一部の能力しか測れないし、同じくセンター試験(全国共通一次試験)だって受験する科目が人によって異なる。大人になったらそもそも受けない。 そういうわけで自分のバカ度合いを認知するには、任意の特定の物事に範囲を狭める必要があるが、この特定の物事の範囲で、自分のバカ度合いを可能な限り正確に測るにはどうしたらよいのだろう。 特定の任意の物事、範囲における自分のバカ度合いを認識するには問いに対する回答というフィードバックが必要で、その壁打ちにAIが利用できるかもしれない。ゲームのスコアのランキングのように順位が出されれば定量的にバカ度合いを測れるかもしれないが、プライバシーであったり精神的健全性であったり、ハードルは高い。 正確なデータをもとに測れない以上、大まかな捉え方で考えを進めることにならざるを得ないだろう。 そしてそれは他者を推しはかったり議論の礎とするには軟弱で、謙虚に生きるための心構え程度にしかならなそうである。

Posted by ブクログ

2024/10/05

週刊誌の連載の書籍化。橘玲も流石にネタが尽きてきたのか別の著作で読んだかなと思うネタが多かった。研究者層が厚くなって似た論文が増えているのかもしれないが。 世の中なんでこうなっちゃってるんだろう、と思うことの殆どは、進化論で説明できてしまう、というのが、このシリーズの共通原理だ...

週刊誌の連載の書籍化。橘玲も流石にネタが尽きてきたのか別の著作で読んだかなと思うネタが多かった。研究者層が厚くなって似た論文が増えているのかもしれないが。 世の中なんでこうなっちゃってるんだろう、と思うことの殆どは、進化論で説明できてしまう、というのが、このシリーズの共通原理だ。 生き残りやすいプログラムが生き残る、という自然の掟の前には、綺麗事や理想論は色を失う。 ひととはそういうものだ、という現実をわかったひとが政治家や役人になって制度設計をすると世の中いくらかマシになるだろうと思う。

Posted by ブクログ

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