
商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川春樹事務所 |
発売年月日 | 2022/10/14 |
JAN | 9784758414319 |
- 書籍
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写楽女
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写楽女
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商品レビュー
3.7
9件のお客様レビュー
蔦屋重三郎の耕書堂には、多くの絵師や戯作者が出入りしていた。そんな蔦屋で女中をしているお駒は、暴力を振るう夫と離縁してここで働いている。慎ましやかな佇まい、料理の腕があり、気むづかしい写楽にもそつなく接することができるお駒に、重三郎は写楽の世話を頼むのだった。 お駒と写楽のやり取...
蔦屋重三郎の耕書堂には、多くの絵師や戯作者が出入りしていた。そんな蔦屋で女中をしているお駒は、暴力を振るう夫と離縁してここで働いている。慎ましやかな佇まい、料理の腕があり、気むづかしい写楽にもそつなく接することができるお駒に、重三郎は写楽の世話を頼むのだった。 お駒と写楽のやり取りが微笑ましく、なんともいい味があって、作者の細やかな感性が感じられた。 知ればびっくり、長きにわたりケータイ小説を書いておられたそうで、その後も書き続け、この作品は50歳を過ぎてからの作品だった。やはり深みが違うのだ。
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時代小説ではあるが、読みやすく分かりやすい。 稀代の天才絵師である写楽のそばにいた、女中の視点で描かれているのが面白い。さらさら読める文章で、短時間で読んでしまった。 最終章での仕掛けが気持ちよく、読後感を高めてくれる。読み返したくなる気持ちが分かる作品。
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写楽の作品は目にしたことはあっても、その人となりを知ることは初めて。 登場人物も、最後にこういう人物だったんだとわかり、なかなか構成が面白いなと感じた。 写楽ではなく、お駒という女性を通しての物語。視点が面白いなと思った。
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