商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 祥伝社 |
発売年月日 | 2022/10/13 |
JAN | 9784396348427 |
- 書籍
- 文庫
妻の終活
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妻の終活
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商品レビュー
4.1
23件のお客様レビュー
盲腸癌で余命1年を宣告された妻。70歳の嘱託サラリーマンの夫(自分に重なる。娘2人も私と同じ)の終活だ。家のことは何も知らない夫に生活のノウハウを教える妻。長女に愛想尽かしされながらも少しずつ人生の真実を悟ることになるか。次第に弱ってゆく妻のリアルな描写を読むのがつらいので、やは...
盲腸癌で余命1年を宣告された妻。70歳の嘱託サラリーマンの夫(自分に重なる。娘2人も私と同じ)の終活だ。家のことは何も知らない夫に生活のノウハウを教える妻。長女に愛想尽かしされながらも少しずつ人生の真実を悟ることになるか。次第に弱ってゆく妻のリアルな描写を読むのがつらいので、やはりこちらが先に逝くように願わずにはいられない。 先に逝くのは心残りだし、あとに残されるのも寂しいし。そんなことわからないくらいになるのも辛いし、体の自由が利かないとか痛いのも嫌だし、ピンピンコロリとはいくまいし、家族に迷惑かけないようにするなら病院や施設に頼らざるを得ない。いつ死んでもいいように日々大切に生きるしかないかな。 いろいろ考えさせられました。
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- ネタバレ
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自分に置き換えて、深く考えさせられた。こんなにいさぎよく、死を受け入れ迎えられることができるのか?自分の夫ならどうだろう?人生100年。まだまだ残りの時間はあるように思うが、どこで何が起こるかわからないこの時代。今からでも遅くない。ゆるゆるでも良いから、最期に向けて準備をすることが今の自分に必要なことと、思える作品だった。出会えて良かった。
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死と向き合い、生を見つめ直す 生きていることがあたりまえ、毎日の繰り返しもあたりまえ そんなあたりまえの幸せは、死と向き合うときでないと見つめ直せないのは悲しい 廉太郎だって、男たる者、仕事優先が是とされ、それが正しいと突っ走って生きてきた ライフワークバランスと言われる今、生...
死と向き合い、生を見つめ直す 生きていることがあたりまえ、毎日の繰り返しもあたりまえ そんなあたりまえの幸せは、死と向き合うときでないと見つめ直せないのは悲しい 廉太郎だって、男たる者、仕事優先が是とされ、それが正しいと突っ走って生きてきた ライフワークバランスと言われる今、生はより見つめ直されているのだろうか 杏子さんが本当に強い女性でステキだった 妻の終活のおかげで、夫の終活、残りの人生が変わる 七章で泣かされ、終章で杏子さんの強さに圧巻。 カレンダーの○×エピソード。 廉太郎は死ぬまで杏子さんの存在に支えられるだろう
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