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世界インフレの謎 講談社現代新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2022/10/19 |
JAN | 9784065294383 |
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世界インフレの謎
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世界インフレの謎
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日本経済の長期のデフレについて、消費者目線では価格の据置を前提として賃金の上昇を我慢し、企業目線では賃金の据置を前提に価格への転嫁を控える、という点に原因を見出し、今がデフレにとどまるか脱却するかの分かれ目であり、ゆるやかなインフレ予想とその状態に対応した行動、つまり消費者が物価...
日本経済の長期のデフレについて、消費者目線では価格の据置を前提として賃金の上昇を我慢し、企業目線では賃金の据置を前提に価格への転嫁を控える、という点に原因を見出し、今がデフレにとどまるか脱却するかの分かれ目であり、ゆるやかなインフレ予想とその状態に対応した行動、つまり消費者が物価上昇を受け入れ企業は賃金を上昇させるということを日本人が受け入れられるかどうか、という点にその判断を委ねています。 その意味では、デフレから抜け出すためには心理の変化も大いに必要なのかと。
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時間ができたら必要なものだけを置いて、すっきりとした部屋で過ごしたいと思ってきました。この数ヶ月間、読み終わった本を中心に処分をしてきましたが、部屋が気持ちよくならない元凶は「読みかけの本」が多数あることと、それにも関わらず興味のある本を買ってしまうことでした。 まずは購入して...
時間ができたら必要なものだけを置いて、すっきりとした部屋で過ごしたいと思ってきました。この数ヶ月間、読み終わった本を中心に処分をしてきましたが、部屋が気持ちよくならない元凶は「読みかけの本」が多数あることと、それにも関わらず興味のある本を買ってしまうことでした。 まずは購入してから1ヶ月経過したにも拘らず読破できていない本は、途中で打ち切ることにしました。読破していないということで本の評価は「★1つ」としていますが、内容が悪かったわけではありません。 この本で気になったポイントは以下です。 ・世界経済を変えた3つの要因、1)グローバル化、製品の価格は極めて上がりにくくなる、2)少子高齢化による、将来の所得の減少、3)技術革新の頭打ち、生産性の伸びが停滞(p11) ・ロシアのウクライナ侵攻がインフレの大きな理由と言われているが、これはインフレを生じさせた理由の一端ではあっても最大の理由でない。米英欧州のインフレは、実は2021年春から始まっていた(p16)パンデミックは急速に進展したグローバリゼーションによって構築された世界の物流ネットワークが寸断された(p22) ・今回のインフレに対して世界の中央銀行が後手に回り右往左往してしまったのは、彼らが極めて高く信頼し、判断の拠り所としていたフィリップ曲線の神宮力が落ちてしまった(p40)インフレの原因が、需要の過多ではなく、供給の縮小にある(p41) ・2020年5月時点での死者数は世界人口の0.005%で、スペイン風邪の時(2%)には到底及んでいない。しかも今回は高齢者が中心で、この点もスペイン風邪の働き盛りの世代が多く亡くなったのと事情が異なる(p60) ・対照的な対策をとった、スウェーデン(るい行動制限)とデンマーク(厳しいロックダウン)でしたが、結果として経済被害に大きな差は出なかった、政府の介入の強さと、経済被害の規模には関係がない(p69) ・日米とも、人々は外出半減させたこと、そしてその外出半減はもっぱら情報効果によるもの、つまり、政府に命じられたからステイホームしたわけでなく、自ら情報を入手し、それを踏まえて自分で考えて自主的に行動を変化させた(p78) ・パンデミック2年目の米国のインフレは、経済最下位で労働に対する需要が増加する中、自発的離職が増えるので人手不足が起こる、人手が足りないのでモノ・サービスの生産が十分にできずに供給不足に陥る(p88) 未読破(144/269ページ) 2024年8月16日作成
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勉強になりました。人々が歴史的にどう戦ってきたのかがよく分かりました。今の政府(岸田、茂木、河野)と日銀(黒田)あとトランプが経済的にどれだけ酷いかが分かります。
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