商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ポプラ社 |
発売年月日 | 2022/10/06 |
JAN | 9784591175064 |
- 書籍
- 文庫
ライオンのおやつ
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ライオンのおやつ
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商品レビュー
4.3
475件のお客様レビュー
ずっとなみだが止まりませんでした。 生きること、死ぬこと、死を受け入れること、人生を振り返ること、私にら想像もつかないけれど、この物語が教えてくれました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ライオンのおやつ、小川糸さんの著書初めて手にしました。他の作品も読んでみたい₍ᐢ ɞ̴̶̷.̮ɞ̴̶̷ ᐢ₎ どなたかのレビュー、現実的なファンタジーだ。って、感想がわたしの中で超合致₍ᐢ ɞ̴̶̷.̮ɞ̴̶̷ ᐢ₎笑 死が題材だったり、恋人が亡くなったり、そういう物語はたくさんあるけど、どれも苦手だったわたしにも嫌悪なしにさわやかに読めたし、心が暖かくなりました。 テーマ曲は、ポニョꕤひまわりの家のロンド、海のおかあさん、がイメージかなꕤ らいおんの家、ほんとにどこかにないかなって探したけど、見つけられなかった…いつか私も病に伏して旅立つ日が近くなったら、こんなホスピスを見つけ出したい。らいおんの家もマドンナも六花もタヒチ君も、みんなみんなファンタジー!って思うくらい素敵。 ...................................................... 思いっきり不幸を吸い込んで、吐く息を感謝に変えれば、あなたの人生はやがて光輝くことでしょう ...................................................... 人生というのはつくづく一本のろくそくに似てると思います。ろうそく自身は自分で火をつけれないし、自ら火を消すこともできません。一度灯ったら、自然の流れに逆らわず、燃え尽きて消えるのを待つしかなあんです。あなたの産みのご両親のように、大きな力が作用していきなり火が消えてしまうこともあるでしょう。生きることは誰かの光になること。自分自身の命をすり減らすことで、他の誰かの光になる。そうやってお互いお互いを照らしあっているのですね。 ...................................................... 火は決して消えることなく、燃え尽きました。そした最後はすーっと静かに息を引き取るように消えて、煙が空に吸い込まれていきました。あの、空に消えていくひとすじの煙こそ、人間でいうところの魂ではないかとわたしはひそかに思っているのですが、どうでしょうか? ...................................................... 微睡のなかでいろんな人が会いにきてくれて、いろんな話をしてくれて、現実かどうかもわからないまま、会いにきてくれた人の言葉に耳を傾けて、夢を見続けるように満たされて、ごちそうさまでしたと旅立ち行く死に、希望すら感じました。 まだまだ死にたくはないけど!こんな死に際ならいいなって。わたしも人生で味わった孤独や切なさや苛立ちを、これで良かった。養分だったんだと、納得できるだろうか。だからこそ肉体がなければできないことがたくさんあることを感じながら精一杯生きて、よく眠り心と体を温めてよく笑って、いい人生を送りたいと思って。 死に際になったときに、この物語を思い出したい。 最後まで耳は聞こえるとよく聞くけど、ほんとうなのかな〜! 辛いだけでない、心にどこか暖かさが残る作品でした。出会えてよかった₍ᐢ ɞ̴̶̷.̮ɞ̴̶̷ ᐢ₎しあわせ₍ᐢ ɞ̴̶̷.̮ɞ̴̶̷ ᐢ₎
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今この瞬間を精一杯生きようと思えた。この体がある限り後悔しないような人生を歩みたい。人生は1本のろうそくに似ているという表現になるほどと思った。小川糸さんの書く文章は美しいと感じた。私は人生の最後のおやつに水ようかんを食べたい。
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