- 新品
- 書籍
- 書籍
マイノリティだと思っていたらマジョリティだった件
1,980円
獲得ポイント18P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | ヘウレーカ/トランスビュー |
発売年月日 | 2022/10/05 |
JAN | 9784909753144 |
- 書籍
- 書籍
マイノリティだと思っていたらマジョリティだった件
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
マイノリティだと思っていたらマジョリティだった件
¥1,980
在庫なし
商品レビュー
4.3
5件のお客様レビュー
きっかけ→新着図書として図書館に入っていたので借りた。 読む前→マイノリティを持ちつつもある面では誰もがマジョリティなんだよとひたすらその結論が繰り返されるのかと思っていた。 読んでみて→全員特殊な体験をしつつもある面ではマジョリティであるというのは感じた。マイノリティというのは...
きっかけ→新着図書として図書館に入っていたので借りた。 読む前→マイノリティを持ちつつもある面では誰もがマジョリティなんだよとひたすらその結論が繰り返されるのかと思っていた。 読んでみて→全員特殊な体験をしつつもある面ではマジョリティであるというのは感じた。マイノリティというのはルーツと家族か自分の障害の有無と性的な面のみだと思っていたがそうではない人もいて、決めつけて読んでいたことに気づいた。 面白かったのは「共同家族」として知らない人と住んだ経験を持つ人のお話。「(特別好きだったわけじゃないけど)悪くないよね」という言葉には特別感がなくてリアルだと思った。 私にもマイノリティの要素がありそこそこ受容しつつも時折マジョリティへ反発したり、差別されながらふつうに生きている。 大学へ行ったら精神障害、睡眠障害、身体障害、ステップファミリー、親から愛を受けずに育った人などあらゆる人がいて自分のマイノリティがあっという間に埋もれていったことを思い出した。 美談にはせず、でも苦しんだ面を堂々と書いているところが良かったと思う。読みにくいものもあるけれどドキュメンタリーでもなく、特別教訓を全面に押し出すでもない感じがタイトルと一致していると思った。
Posted by
本の中にいろいろな価値観があり、共感できるもの、できないもの、個人の価値観で変わりそうなエッセイ。私は、自分の置かれた状況でマイノリティにもマジョリティにもなること、それには気づきにくいことに共感しました。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
様々なマイノリティ性を持つ方々のライフストーリーを、その方々自身の筆で綴る。 とても興味深かった。 マイノリティの中のマジョリティ性、マジョリティの中のマイノリティ性ってあるよなあ、と思って読んでいたら、ラストの前川直哉さんの章がそのものずばりのことを扱っていて驚いた。それでこの話題がラストなのね。 統合失調症の母の世話をするヤングケアラーとして育ち、自身も双極性障害を持つナガノハルさんの『卓越化に使われる凶人』の文章は自分を振りかえさせられた。“「ふつうは精神障害者を奇異な目で見るけれど、私はそんな目で見ない」とか考えてこの文章を読んでくれるのかもしれない。私の文章がそういう卓越した他者との差異化に使われるとだとしたら、それは何とも虚しいことだ。”p122とは、痛すぎる皮肉である。 私は、いわゆるマイノリティの方に興味があって、書籍も多く読んでいるが、それは自身の中のマイノリティ性(だと自分では思っている)を慰めるためであり、世界は広く、人間は多様だということを、知っていきたいからだと認識していた。―――思えば失礼かもしれない。 でも、その中にナガノさんの指摘している、私自身を「卓越化」したいがためという理由もゼロではない気もしてくる。 要するに、人と違う分かってる私という自分に酔っていたい部分もあるのだ。 恥ずかしいのだが仕方がない。 ナガノさんの文章はシャープで刺激に満ちていて面白いのでご著書もいつか読んでみたいと思った。 重度障害者の村山美和さんには、障害とか意識することなく、家族への思いに共感し、涙した。 『さよなら人類』がヒットしたバンド「たま」の石川浩司さんもいて驚いた。 「着いたー」と叫ぶ、山下清みたいな坊主で白ランニングのおじさん、あの人なんなんだろう、と、子供心に思っていた。実際も面白くてかっこいい方なんですね。 その後、映画で山下清役を演じたそうです。
Posted by