商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2022/09/26 |
| JAN | 9784087817263 |
- 書籍
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名画の中で働く人々 「仕事」で学ぶ西洋史
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名画の中で働く人々 「仕事」で学ぶ西洋史
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商品レビュー
3.9
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名画に描かれた様々な職業を紹介している、 中野京子さんの名画で読み解くシリーズ。 〈紹介されている職種〉 闘牛士、侍女、香具師、宮廷画家、 羊飼い、女性科学者、道化、警官、思想家、 ファッション・デザイナー、大工、 看護師、政治家、修道女、船頭、 異端審問官、傭兵、女優、子ども...
名画に描かれた様々な職業を紹介している、 中野京子さんの名画で読み解くシリーズ。 〈紹介されている職種〉 闘牛士、侍女、香具師、宮廷画家、 羊飼い、女性科学者、道化、警官、思想家、 ファッション・デザイナー、大工、 看護師、政治家、修道女、船頭、 異端審問官、傭兵、女優、子どもも働く、 天使も働く どの職種も、現代に比べ労働環境は過酷だ。 一番衝撃的だったのは女性科学者の項目の、 《ヒュパティア》の絵、 チャールズ・ウィリアム・ミッチェル: 画 『豊かな波打つ金髪で裸体を隠し、必死に何かを 訴える美しい女性の絵、この女性は1620年の昔、 エジプトに実在した数学者に天文学者、哲学者に して教育者でもあったヒュパティア。 その彼女の死は非常に惨たらしいものだった。 キリスト教過激派により拉致され、教会へ連れ込まれ後、牡蠣の貝殻で生きたまま皮膚と肉を削がれて生き絶えた』 ‥‥‥‥‥‥‥なんて恐ろしい絵なのだろうか、 この後起こる、彼女の身に起こる悲劇を思うと‥‥読んでいて気分が悪くなってきた。 改宗しなかったため、そんな悲劇に見舞われた彼女だが、父親よりも優秀で、男性よりも活躍していたため、その辺りが余計に過激派の反感をかったのかもしれない(彼女はキリストの奇跡を信じなかった) 他には、香具師(香具師とは縁日などに人の集まる所に露店を出し、物を売ったりすることを業としている人)の項目の絵、 《抜歯屋》ジャンドメニコ・ティエポロ: 画 『19世紀にようやく現代に近い歯科医療が始まった らしいが、それまで口腔内にいる歯虫という害虫のせいで歯が腐ると考えられていた、 いったん虫歯になると抜くしか方法がなく(!) たいてい床屋で抜いてもらっていた。もちろん ひどい苦痛が伴ったため、人々は巡業に来た本物(?)の優れた(?)抜歯屋に望みを託したのだ』 麻酔無しで‥‥痛さを想像して怖くなる。 どの職業にしても、今、現代に生きている 幸せを感じずにはいられない。
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名画に登場する20の職種について触れている。特に印象的だったのは「異端尋問官」と「傭兵」。異端尋問官では表紙の絵を例に男の子が優しい表情を浮かべた尋問官に質問される様子を解説している。敵意や威嚇を見せず少年の立ち振る舞いを褒めて喜ばせ子どもの関心をひく会話をしばし続けて安心させて...
名画に登場する20の職種について触れている。特に印象的だったのは「異端尋問官」と「傭兵」。異端尋問官では表紙の絵を例に男の子が優しい表情を浮かべた尋問官に質問される様子を解説している。敵意や威嚇を見せず少年の立ち振る舞いを褒めて喜ばせ子どもの関心をひく会話をしばし続けて安心させてからさりげなく問いかける。「じゃあ君が最後にお父さんを見たのはいつだったの?」ハキハキ答えるその無邪気さが父親の生死に関わる証言となりそうで後ろに立つ姉が泣き出してしまう。大人になって自分が何をしたかを知った時、男の子が感じるであろう激しい後悔を思うと胸が張り裂けそうだ。 「傭兵」の話では元極貧国スイスには傭兵志願者が大勢集いその結果各国貨幣が集まり銀行ができ先進国化、永世中立国で現在に至るという流れが何故か凄く印象に残っている。
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「仕事」にフュチャーした西洋画解説本。取り上げるトピックスや登場人物も相変わらず幅があって面白かった。作者の主張がはっきりしている本は良い本。
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