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名画の中で働く人々 「仕事」で学ぶ西洋史 の商品レビュー

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38件のお客様レビュー

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2026/02/07

中野さんの本は何故か文章が読みにくい。ただ、これまであまり名前を聞いたことがない作家の作品をじっくり学べる。

Posted byブクログ

2026/02/05

面白かった! 特に傭兵。スイスの傭兵が自由で派手だったこと、ペットまで飼えたこと、流行まで生まれていたこと、現在傭兵は禁止されているものの、ヴァチカンの護衛はスイス傭兵であること、…そして、傭兵として持ち帰った他国の通貨がスイスではそのまま使えないことから両替、さらには金融国家と...

面白かった! 特に傭兵。スイスの傭兵が自由で派手だったこと、ペットまで飼えたこと、流行まで生まれていたこと、現在傭兵は禁止されているものの、ヴァチカンの護衛はスイス傭兵であること、…そして、傭兵として持ち帰った他国の通貨がスイスではそのまま使えないことから両替、さらには金融国家として発展を遂げるきっかけになっていたとは。知らないこと満載。 怖い絵もそうだけど、絵画は喜びや美しいだけではなく、風刺だったり悲しみだったりもあるんだよなぁと、改めて感じた。ガリレオの異端審問官に審問される絵とか、子供に審問する絵とか、子供が働く姿を描くとか。 多種多様な職業と、それをとりまく絵画のあり方を感じた一冊でした。

Posted byブクログ

2026/01/25

美術鑑賞のためのお勉強。 昭和の時代の働き方をあり得ないと思うこともあるが、名画の中で働く人々は、その比ではない。

Posted byブクログ

2025/10/01

名画に描かれた様々な職業を紹介している、 中野京子さんの名画で読み解くシリーズ。 〈紹介されている職種〉 闘牛士、侍女、香具師、宮廷画家、 羊飼い、女性科学者、道化、警官、思想家、 ファッション・デザイナー、大工、 看護師、政治家、修道女、船頭、 異端審問官、傭兵、女優、子ども...

名画に描かれた様々な職業を紹介している、 中野京子さんの名画で読み解くシリーズ。 〈紹介されている職種〉 闘牛士、侍女、香具師、宮廷画家、 羊飼い、女性科学者、道化、警官、思想家、 ファッション・デザイナー、大工、 看護師、政治家、修道女、船頭、 異端審問官、傭兵、女優、子どもも働く、 天使も働く どの職種も、現代に比べ労働環境は過酷だ。 一番衝撃的だったのは女性科学者の項目の、 《ヒュパティア》の絵、 チャールズ・ウィリアム・ミッチェル: 画 『豊かな波打つ金髪で裸体を隠し、必死に何かを 訴える美しい女性の絵、この女性は1620年の昔、 エジプトに実在した数学者に天文学者、哲学者に して教育者でもあったヒュパティア。 その彼女の死は非常に惨たらしいものだった。 キリスト教過激派により拉致され、教会へ連れ込まれ後、牡蠣の貝殻で生きたまま皮膚と肉を削がれて生き絶えた』 ‥‥‥‥‥‥‥なんて恐ろしい絵なのだろうか、 この後起こる、彼女の身に起こる悲劇を思うと‥‥読んでいて気分が悪くなってきた。 改宗しなかったため、そんな悲劇に見舞われた彼女だが、父親よりも優秀で、男性よりも活躍していたため、その辺りが余計に過激派の反感をかったのかもしれない(彼女はキリストの奇跡を信じなかった) 他には、香具師(香具師とは縁日などに人の集まる所に露店を出し、物を売ったりすることを業としている人)の項目の絵、 《抜歯屋》ジャンドメニコ・ティエポロ: 画 『19世紀にようやく現代に近い歯科医療が始まった らしいが、それまで口腔内にいる歯虫という害虫のせいで歯が腐ると考えられていた、 いったん虫歯になると抜くしか方法がなく(!) たいてい床屋で抜いてもらっていた。もちろん ひどい苦痛が伴ったため、人々は巡業に来た本物(?)の優れた(?)抜歯屋に望みを託したのだ』 麻酔無しで‥‥痛さを想像して怖くなる。 どの職業にしても、今、現代に生きている 幸せを感じずにはいられない。

Posted byブクログ

2025/09/20

名画に登場する20の職種について触れている。特に印象的だったのは「異端尋問官」と「傭兵」。異端尋問官では表紙の絵を例に男の子が優しい表情を浮かべた尋問官に質問される様子を解説している。敵意や威嚇を見せず少年の立ち振る舞いを褒めて喜ばせ子どもの関心をひく会話をしばし続けて安心させて...

名画に登場する20の職種について触れている。特に印象的だったのは「異端尋問官」と「傭兵」。異端尋問官では表紙の絵を例に男の子が優しい表情を浮かべた尋問官に質問される様子を解説している。敵意や威嚇を見せず少年の立ち振る舞いを褒めて喜ばせ子どもの関心をひく会話をしばし続けて安心させてからさりげなく問いかける。「じゃあ君が最後にお父さんを見たのはいつだったの?」ハキハキ答えるその無邪気さが父親の生死に関わる証言となりそうで後ろに立つ姉が泣き出してしまう。大人になって自分が何をしたかを知った時、男の子が感じるであろう激しい後悔を思うと胸が張り裂けそうだ。 「傭兵」の話では元極貧国スイスには傭兵志願者が大勢集いその結果各国貨幣が集まり銀行ができ先進国化、永世中立国で現在に至るという流れが何故か凄く印象に残っている。

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2025/06/06

「仕事」にフュチャーした西洋画解説本。取り上げるトピックスや登場人物も相変わらず幅があって面白かった。作者の主張がはっきりしている本は良い本。

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2024/12/27

絵の人物や社会背景や思想についてわかりやすく書かれていて非常に興味深く読んだ。 絵の解説と言えば難解だったり退屈だったりするイメージだが、この著者の文章は血が通っているし、巧みな言葉遣いと表現力が惚れ惚れするほど読み手を惹きつける。絵以上に文章の鑑賞が楽しい。

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2024/09/28

絵画に出てくる登場人物を職業別に分類した本。職業別なので、その背景を”読む”のが楽しいのです。ラ・トゥールの『大工ヨセフ』の光と影が見事。葛飾応為の絵に似ているかも

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2024/09/05

【鹿大図書館の所蔵情報】 https://catalog.lib.kagoshima-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BC16987867 【選書ツアーコメント】 画家たちは意識的に無意識的に、看護師や警官、天使までもが働く姿を描いてきた。 そ...

【鹿大図書館の所蔵情報】 https://catalog.lib.kagoshima-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BC16987867 【選書ツアーコメント】 画家たちは意識的に無意識的に、看護師や警官、天使までもが働く姿を描いてきた。 その姿や描き方からは、当時の働く者たちに対する価値観や考え方を垣間見ることができる。 名画たちから当時の職業を見てみませんか?

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2024/07/06

様々な職業・仕事を名画を通して紹介している本です。 馴染みのあるものから普段の生活では接する機会のないもの、当時特有のものまで幅広く取り上げられています。 特に印象に残ったのは羊飼いで、羊飼い=迷える子羊の先導者といった宗教的な意味を持って描かれる先入観を持っていました。当書では...

様々な職業・仕事を名画を通して紹介している本です。 馴染みのあるものから普段の生活では接する機会のないもの、当時特有のものまで幅広く取り上げられています。 特に印象に残ったのは羊飼いで、羊飼い=迷える子羊の先導者といった宗教的な意味を持って描かれる先入観を持っていました。当書ではそれについて触れつつも、実際の彼らの仕事内容・生活・取り巻く環境や社会まで、『仕事』として紹介されています。 そのほかの仕事に対してもモチーフとしてだけではなく、その当時彼・彼女らはどのように働き生活していたのかを知ることができました。 名画の見て思うことや感じることが一つ増えて、とてもおもしろかったです。

Posted byブクログ