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魔王の島 文春文庫
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魔王の島 文春文庫

ジェローム・ルブリ(著者), 青木智美(訳者), 坂田雪子(監訳)

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魔王の島 文春文庫

¥1,210

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2022/09/01
JAN 9784167919399

魔王の島

¥1,210

商品レビュー

4.4

28件のお客様レビュー

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2023/11/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ジェローム・ルブリの本邦初訳。デビュー作ではなく、三作目の長編とのこと。 なるべくならあらすじも含めて、事前情報なしで読んでほしい作品。 死んだ祖母の遺産を継ぐため、孤島に渡ったサンドリーヌ。過去には大勢の子供達が水難事故で死んでおり、その罪を償うかのように、当時の世話人たちが依然として生活をしていた。サンドリーヌが島に来た翌日、サンドリーヌへ島の秘密を伝えようとした祖母の友人が死体で発見される。。。 最近のフランス作家では、ルメートル、ビュッシ、ミュッソ、ソフィー・エナフを読了済みだが、個人的には一番好きな作風。外連味がありつつ、フランスミステリ特有の大技をかましてくる。正直、着地点が日本人には好まれないだろうなと思うが、逆に賛否両論になるほど、中盤以降の読めない展開にのめり込む人は多いのではないだろうか。 非常に楽しめたので、他の作品の翻訳もぜひ続けてほしい。

Posted by ブクログ

2023/09/06

マトリョーシカのように、三重四重に構成された作品。じわりじわりと、少しずつ謎が解かれていく。 人の心は、各の如く捉えがたい…。

Posted by ブクログ

2023/08/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

友人に勧められて読了。何層もの構造になっていて、最後に帰結するときは、なるほどとなった。信用できない語り手たちに惑わされながら、徐々に見えてくる全体像。途中まで"真なる"全体像だと思っていたものが、世界の一部でしかないということを気づいていくプロセスは面白かった。爽快感はないが、こういうこともあるのだろうという悲しさのようなものが残った。 タイトルの『魔王の島』だが、原題はLes refuges「避難所」なのでだいぶ受ける印象が異なる。邦題の方がミステリ感が強いし、文庫本カバーのベックリン「死の島」や、文中でゲーテ『魔王』のモチーフが繰り返されるたびイメージが加速する。

Posted by ブクログ

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