商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 徳間書店 |
発売年月日 | 2022/08/10 |
JAN | 9784198655037 |
- 書籍
- 児童書
やまの動物病院
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やまの動物病院
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商品レビュー
4.3
11件のお客様レビュー
町の外れ、深い山との境目にある小さくておんぼろな「まちの動物病院」。そこのまちの先生は、ボロボロの白衣を着ていつも居眠りをしていた。 そこで暮らす大きくて太った猫のとらまるは、まちの先生が寝たあとその動物病院を「やまの動物病院」として開き、山の動物たちの診察と治療をしていた。 そ...
町の外れ、深い山との境目にある小さくておんぼろな「まちの動物病院」。そこのまちの先生は、ボロボロの白衣を着ていつも居眠りをしていた。 そこで暮らす大きくて太った猫のとらまるは、まちの先生が寝たあとその動物病院を「やまの動物病院」として開き、山の動物たちの診察と治療をしていた。 そんなある日、田中さんが愛犬のジュリアが食事をしない上に自分は泊りがけの用事があるから一晩預かってほしいとやってくる。診察すると歯が抜けかけていた。ペンチで抜こうとすると田中さんは大反対。それでも、まちの先生が作ったドッグフードのおかゆもジュリアは食べなかった。 その晩開業したやまの動物病院の最初の患者は頭からガラス瓶が抜けなくなったカモだった。そのガラス瓶を抜くためにジュリアも協力するが……。 まちの先生ととらまるの動物病院の顛末を温かくコミカルに描いた幼年童話。 ******* ここからはネタバレ ******* なんともかわいい猫の動物病院のお話です。 まちの先生が寝ている間だけ先生に内緒で開業している動物病院。 とらまるの診察手腕に驚きます。 それにしても、昼間はまちの先生の診察を見ながら学んで、夜は自分が診察するなんて、働き過ぎではないかと心配になってしまいます。 ジュリアの歯については、「引っ張る」ところで見え見えでしたが、それでも楽しく読むことができました。 絵に比べて字が小さいこと、文字がゴシック体だということに少し疑問は抱きますが、お話としては良いと思います。 お話大好きな低学年さんは喜ばれるのではないでしょうか。
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息子9歳4ヶ月 息子が喜びそうな本を、母が選んで図書館から借りてきています。時々息子リクエストの本も。読み聞かせほとんどしなくなりました。母はサミシイ。 読んだ◯ 好反応◯ 何度も読む(お気に入り) ◯ 「また借りてきて!」「続き読みたい!」◯ その他 何度も読んでいました。
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表紙のネコちゃんのイラストにまずやられました。媚びるところが全くない「大きくてふとっちょ」「足はみじかめで」「ほおひげが りっぱで、耳のさきっぽに、つんつんと 毛がはえてい」るトラネコちゃん。このネコが白衣を着て聴診器なんかかけている絵を見ただけで面白そう!と直感します。そう、こ...
表紙のネコちゃんのイラストにまずやられました。媚びるところが全くない「大きくてふとっちょ」「足はみじかめで」「ほおひげが りっぱで、耳のさきっぽに、つんつんと 毛がはえてい」るトラネコちゃん。このネコが白衣を着て聴診器なんかかけている絵を見ただけで面白そう!と直感します。そう、このネコのキャラクターがまた私好み。昼間は寝ていることが多いけど、病院にやってきた患者さんを人間の「まちの先生」が治療する様子は片目でしっかり観察。先生が寝ている夜間だけ開くネコ先生の動物病院では、きりっとしててきぱき患者さんを治療していきます。デキるネコなんです。 そんなこと、人間の「まちの先生」もまちの人も何も気づいていませんけど、というお話。すばらしい絵をのんびり堪能しながらゆーっくりお話を読んでください。少し昔の山と町の境にあるおんぼろ小さな動物病院からあなたを癒やすそよ風が吹いてきますよ。
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