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ロドリゴ・ラウバインと従者クニルプス
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ロドリゴ・ラウバインと従者クニルプス

ミヒャエル・エンデ(著者), ヴィーラント・フロイント(著者), 木本栄(訳者), junaida(絵)

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ロドリゴ・ラウバインと従者クニルプス

2,090

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2022/07/15
JAN 9784092906525

ロドリゴ・ラウバインと従者クニルプス

¥2,090

商品レビュー

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19件のお客様レビュー

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2024/08/28

ミヒャエル・エンデの作品で未読のものがあったなんて! と思い、借りた物。 なんと、こちら、エンデの遺作だった。 つまり未完。 エンデを尊敬する何人かの小説家で、続きを合作したそうだけれど、 はっきりと継ぎはぎ部分が分かる。 クニルプスがラウバインと出会う辺りまではくすくす笑えて...

ミヒャエル・エンデの作品で未読のものがあったなんて! と思い、借りた物。 なんと、こちら、エンデの遺作だった。 つまり未完。 エンデを尊敬する何人かの小説家で、続きを合作したそうだけれど、 はっきりと継ぎはぎ部分が分かる。 クニルプスがラウバインと出会う辺りまではくすくす笑えておもしろかったけれど、その後のクニルプスの冒険行は、 「エンデならこう書くんじゃないか」 という、過去のミヒャエル・エンデ作品を踏襲したもので、ボリュームも少ないので、どうしても物足りなく感じた。 ただ、エンデへのリスペクトとオマージュは溢れている。 童話というよりも、エンデを偲ぶための本だった。

Posted by ブクログ

2024/06/18

「エンデの童話が新しく出た?でも亡くなられてずいぶん経つよ?」 デザインがjunaidaだし!」 慌てて図書館予約 〈 晩年のミヒャエル・エンデがのこした物語が、美しい加筆とともにふたたび動き出す。「悪」と「おそれ」、その真の意味を探しもとめる、めくるめくメルヘンの世界 〉 ...

「エンデの童話が新しく出た?でも亡くなられてずいぶん経つよ?」 デザインがjunaidaだし!」 慌てて図書館予約 〈 晩年のミヒャエル・エンデがのこした物語が、美しい加筆とともにふたたび動き出す。「悪」と「おそれ」、その真の意味を探しもとめる、めくるめくメルヘンの世界 〉 ブックデザインが素敵すぎる これぞファンタジーと思わせてくれる 騎士、お姫様、竜、盛りだくさんで わくわく楽しませてもらいました ところどころのイラストも和みます ≪ 引き継がれ 読み継がれてく エンデあり ≫

Posted by ブクログ

2024/05/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【真実を語るおとぎ話】 主人公の男の子クニルプスは、人形劇団の両親と一話のオウムと一緒に馬車で異動暮らしをしていたのだけれど、ある嵐の日にこっそり抜け出して、向かった先は、盗賊騎士としてもいちばんの悪党と恐れられるロドリゴ・ラウバインのお城。恐れを知らぬクニルプスは、従者になりたい、と、ゾクゾク森のトゲトゲ岳のオソロシ城に辿り着く。 そこから、いろいろなみんなの思い違いが物語を作って行く。だって、本当は、ロドリゴは悪党なんかではなく、見た目は「牙をむいた闘犬」のようにとりつくろわれていても、心根は「ひな菊のようにやさしい」、怖がりで孤独な海賊騎士の末裔だったから。 あった時からクニプルスがロディおじさん、と呼んでいるところがおもしろい。 お姫さまのフリップもかっこいいキャラでよかった。 人形劇団の両親は、クニプルスと対照的で、なんでも習慣どおりにすることを好み、想像力に欠けている、リスク回避型のキャラとして描かれていたけれど、最終的に、それぞれの性格や傾向に適した暮らし方を見出すところもいい。 恐れ知らずだったクニプルスも、人を苦しめてしまうかもしれない、という恐れの気持ちを学んでいく。 人は他者について思い込みをしたり、時に勝手に気遣ったり、期待を裏切られたりしながら学んでいくんだろうと思う。 そんな教訓がおとぎ話になったりして、その時代にあった娯楽メディアの中で消費されたり、鑑賞されたりしているんだなーと。 想像力。 ミヒャエル・エンデさんすごい。この本は、生前に3章まで書かれていたものを、ヴィーラント・フロイトさんが完成させたとのこと。見事なお仕事です。

Posted by ブクログ

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