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1793 小学館文庫
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1793 小学館文庫

ニクラス・ナット・オ・ダーグ(著者), ヘレンハルメ美穂(訳者)

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1793 小学館文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2022/07/06
JAN 9784094071627

商品レビュー

4.3

7件のお客様レビュー

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2026/01/13

1793年 18世紀スウェーデンのたった一年の出来事を記したミステリーは、この時代の重みをしつこいほど練り込んだ物語だった。 絶対王政の歪みが極限に達し、フランスで革命が起こり、他国の支配層に恐怖を植え付けた。 ヨーロッパのどの国も宗教権威の失墜の上に、新たな支配層とたび重なる...

1793年 18世紀スウェーデンのたった一年の出来事を記したミステリーは、この時代の重みをしつこいほど練り込んだ物語だった。 絶対王政の歪みが極限に達し、フランスで革命が起こり、他国の支配層に恐怖を植え付けた。 ヨーロッパのどの国も宗教権威の失墜の上に、新たな支配層とたび重なる戦争で社会格差が広がり、汚職と貧困に満ち溢れていた。さらに不衛生な環境のなか伝染病が蔓延し、人々の生活は破綻していた。 “歴史小説”ではあるが“大河ドラマ”では無く、時代の歪みのなかで泥臭く“生きる”さまを、執拗に描いた、重厚な物語。 その描写の凄まじさから途中で何度も挫折しかかったが、読み終えることで他では味わうことのない読後感を得た。 食べたことのない味がおいしいかどうかわからないように…… 好き嫌いは後からやってくるだろう。

Posted by ブクログ

2025/10/30

1793年のスウェーデンが舞台。目玉も舌もえぐられ両手両足も切断された死体。両手両足の傷は死後のものではないことが判明。いったいなぜ?誰が?猟奇と残虐の謎を2人の男が追う。L・V・トリアーも驚くであろう結末も衝撃。続編も読まねば。

Posted by ブクログ

2023/09/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ニクラス・ナット・オ・ダーグの歴史ミステリ三部作。その第1作目。 とんでもなく重厚な小説。一作目の1793はミステリというよりは、殺人事件を題材とした歴史風俗小説の感が強い。本当に、匂い立つくらい当時の情景の描き込みがすごい。 4部から成り、1部は凄惨な死体が発見され、引っ立て屋のカルデルと病に侵された探偵セーシルが邂逅。2部はある青年が身を落とすまで、3部はありもしない罪を背負わされた少女、4部は1部の二人に戻る、という構成。 2部、3部が1部から過去の時間軸となるため、どのようにクロスするのかが非常に楽しめた。 ミステリとして読むと肩透かしかも。死体の状況と動機の繋がりが弱い気がした。ただそれを抜きにしても、重厚で、目を背けたくなるような凄惨な場面も多いが、読み応えはバッチリ。 3部作ということもあってか、裏で暗躍する組織、フランス革命の余波などはそんなに。2作目以降、決着がつくのだろう。ただ、あまりに重いのでちょっと間に違う本を入れてかな。。。 最後に、2部の青年、結構いい役回りだけど。後々思い出すと、妹に朝の快便具合を手紙で書く変態だったわ笑

Posted by ブクログ