- 書籍
- 書籍
海の教場
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
海の教場
¥1,980
在庫なし
商品レビュー
4.5
63件のお客様レビュー
地元の丹後地方が舞台。正確に言うと、舞鶴にある海上保安学校が舞台なのだけど、実は仕事の関係で中を見学させてもらったこともある。 そんな縁からこの本を手に取ったわけなのだけど、読み始めると地元愛よりも、桃ちゃんの人柄に引き込まれてしまった。 愛する女性が余命一年。 その女性が舞鶴の...
地元の丹後地方が舞台。正確に言うと、舞鶴にある海上保安学校が舞台なのだけど、実は仕事の関係で中を見学させてもらったこともある。 そんな縁からこの本を手に取ったわけなのだけど、読み始めると地元愛よりも、桃ちゃんの人柄に引き込まれてしまった。 愛する女性が余命一年。 その女性が舞鶴の病院で入院することになったことから、自分自身もわざわざ舞鶴の海上保安学校に転勤。 年度途中で転勤がかなったのは、実はその抜けた教官が担当していた生徒が自殺してしまった、ということが発端になっていて…というお話。 学校ものとしても素晴らしく、教員としても桃ちゃんのような先生には憧れる。 不格好ながらも、体当たりで心に入ってこようとし、失敗を経験しながら生徒と成長していく教員。 しかも、好きな人のためという、バリバリの私情で生徒を預かることになったというのもよかった。 非常に人間臭く、未完成で、だからこその魅力。 彩子さんとの恋の行方もハラハラさせながら、生徒との邂逅、過去との折り合いなど、ドラマが目白押しの作品だった。 もちろん海上保安学校の授業風景も知ることができる。 表紙からもっと小難しい話かと思ったが、人情を中心に描いていてとても読みやすく、夢中になって読めた。
Posted by
大切な人の最後を見守るために 海保の教官になった主人公の 教官としての道、男としての道を描いた作品 よかった。 桃ちゃんが愛すべき存在で、だからこそ言葉にも説得力があったし、 なんとか幸せになって欲しいと願いました。 恥ずかしながら海保と海自がごちゃ混ぜになっているような知識で...
大切な人の最後を見守るために 海保の教官になった主人公の 教官としての道、男としての道を描いた作品 よかった。 桃ちゃんが愛すべき存在で、だからこそ言葉にも説得力があったし、 なんとか幸せになって欲しいと願いました。 恥ずかしながら海保と海自がごちゃ混ぜになっているような知識で読んだので、海保の存在意義にも心打たれました。 ありがちな設定ではありましたが 力強い文章でした
Posted by
「誰かがここで毎日体を張っていることも知らない。意識すらしない」 海上保安庁は日本国民が意識すらしない所で国の平和を守っている。 国民から非難を浴びても、それでも、守り続けている。 元海上保安官。現在は余命1年の癌患者。 そんな彼女を追いかけて舞鶴にやってきた同期の桃地。 桃...
「誰かがここで毎日体を張っていることも知らない。意識すらしない」 海上保安庁は日本国民が意識すらしない所で国の平和を守っている。 国民から非難を浴びても、それでも、守り続けている。 元海上保安官。現在は余命1年の癌患者。 そんな彼女を追いかけて舞鶴にやってきた同期の桃地。 桃地はこの地で教官を務める。 人命を救う輝かしい仕事の裏には並々ならぬ苦悩がある。 桃地は教官として、それらと向き合い、未来を担う海上保安官を育てる。 男社会で生き抜く女性たちの姿に勇気をもらえた。 過酷な現場で働くからこそ、自然と誰もが協力し合い、助け合うようになる。海上保安官ってカッコイイ!
Posted by