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絶対悲観主義 講談社+α新書
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絶対悲観主義 講談社+α新書

楠木建(著者)

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絶対悲観主義 講談社+α新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2022/06/22
JAN 9784065289327

絶対悲観主義

¥990

商品レビュー

3.8

92件のお客様レビュー

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2026/03/07

 チャレンジしたりするのは、必ず良くするためのものと思い込んでいた。明日は必ず良くなるといつも思っていた。しかし、明日はいつまでも明日だった。  だいたい『絶対』と言う言葉を使うヤツを私は信用しないことに決めていた。 なるほど、「自分の思い通りにうまくいくことなんて、この世の中に...

 チャレンジしたりするのは、必ず良くするためのものと思い込んでいた。明日は必ず良くなるといつも思っていた。しかし、明日はいつまでも明日だった。  だいたい『絶対』と言う言葉を使うヤツを私は信用しないことに決めていた。 なるほど、「自分の思い通りにうまくいくことなんて、この世の中にはひとつもない」という前提で仕事をする。「心配するな、きっとうまくいかないから」と考えた方が、気が楽だ。世の中甘くない。自分の都合で世の中まわっていない。リスク管理から見れば、最悪を考えて行動すると言うことなんだね。「事前にうまくいかないと思っていて、やってみたらうまくいった」ということで、喜ぶ。そういう喜び体験を積み重ねる。ゆるキャラ的人生処世術。 アフリカで、幼少期を過ごした。フライドポテトが好きで、Mサイズ3つを食べれると嬉しい。いちごミルクが好き。お酒を飲まないけど柿ピーが好き。出てくる話題はフレンチクルーラー、かっぱえびせん。子供のままなんだね。成長しない大人の悲観主義というところかな。指導教官が、榊原清則だったのかぁ。榊原清則の事業ドメインという考え方がおもしろかった。著者が赤裸々に私生活を語っているのが、好感度高いなぁ。 満足の反対語は、不満足ではない。没満足である。不満足をなくしても、満足は得られない。人に信用されたり、仕事に意義を見出したときに満足は得られる。不幸の要因をなくしても、幸福にはならない。没不幸、仕事に意義を見出すことが幸福になる。人の不幸は、蜜の味である。これは、相対的な幸福感であり、そんなものを得ても仕方がない。カルロスゴーンは、自分中心で強欲であるだけだ。 著者が好きな高峰秀子は、信用と人気を分けて考えていた。 ブランディングは人気を志向し、ブランデッドは信用を求める。高峰秀子は、ブランデッドつまり信用を仕事の根底においていた。ブランデッドという言葉を初めて知った。 ブランディングは、「お洒落な会社だな」「面白い会社だな」という印象を作り出す。その会社に対する信用が増すわけではない。ブランデッドはブランド価値を高めるというよりも「顧客との信頼関係を築く」ことに注力する。 戦争と平和にも触れている。プーチンの狂気はどこからきたのか。戦争は不合理で不具合がある。日本の戦前の教訓から見ると戦争反対と言っていた人たちが、あっという間に戦争すべきだという意見に満ち溢れた。それは、戦争反対の人たちの言論を統制してしまったことだ。民主主義よりも専制主義が効率がいいと言っているが、専制者が意見を圧殺することに危険性がある。不効率だけど自由に言える民主主義がいい。 お金と時間。お金は人間の本性をあからさまにする。剥き出しの本能が明らかになる。金持ちと貧乏が話題となる。金は大切だ。しかし、死んだら金は持っていけない。お金は、基準になる。汎用性がある。著者は、500万円を損したことがあるという。だから、大損した人を探す。有名な建築家に建築を頼んだ話は、笑える。建設設計と家の模型で、家を建てる資金がなくなった。残ったのは、模型だけ。 時間は、人間にとって平等な資源。24時間に限定されている。お金と時間のトレードオフ。効率と効果もトレードオフになっている。 オーラがある人、カラフルな人、圧がある人、凄みのある人。ふーむ。オーラをそんな風に分類できるのだ。私は、獣性で凄みのあるオーラを纏いたいなぁ。品なんていらない。それにしても、自分のやったことをすっかり忘れてしまうということをやってしまった。そして、同じことを繰り返す。ちょっと、アブナイ。人生ドライブコーダーがいる。記憶に残る幕の内弁当はないという名言もいいな。 藤沢武夫はいう「経営はアートであり、演出の基本は意外性にある」いい言葉だ。 この本は、赤裸々でおもしろい。楠木健のストリップショーを見ているような気がした。

Posted by ブクログ

2026/02/10

思想書というよりもエッセイに近い構成で、難解な理論を押しつけるのではなく、日常の具体的なエピソードを通して考え方を示していく本だと感じた。そのため、肩肘張らずに読め、内容も直感的に理解しやすい。 特に印象に残ったのは「幸福の敵」という章である。ここで楠木さんは、「幸福の敵とは他人...

思想書というよりもエッセイに近い構成で、難解な理論を押しつけるのではなく、日常の具体的なエピソードを通して考え方を示していく本だと感じた。そのため、肩肘張らずに読め、内容も直感的に理解しやすい。 特に印象に残ったのは「幸福の敵」という章である。ここで楠木さんは、「幸福の敵とは他人との比較、より厳密に言えば嫉妬である」と述べている。人は本来、自分がどう感じているかで幸福か不幸かが決まるはずなのに、いつの間にか「東大に行ったから幸せ」「大企業に就職したから幸せ」といった、他人が良いと評価する基準を自分の幸福の物差しにしてしまう。 その結果、他人と比べて「自分は足りない」「あの人の方が上だ」と感じる場面が増え、満たされているはずの状況でも幸福を感じにくくなる。これはまさに、幸福が自分の内側ではなく、他人の持ち物や評価に左右されてしまう状態だと言える。 楠木さんの言う「絶対悲観主義」は、未来に過度な期待をせず、他人の基準に振り回されない姿勢とも読める。悲観主義と聞くと後ろ向きな印象を受けるが、実際には「比べないことで、不必要な不幸を増やさないための態度」なのだろう。だからこそ、この本は説教臭くならず、日常の中でふと立ち止まって自分の価値観を見直すきっかけを与えてくれた。

Posted by ブクログ

2026/02/03

友人に勧められて気になっていた一冊。 絶対悲観主義、あらゆることについてうまくいかないという前提を持っておく。 一見マイナスに見えるが自分にとってはとても役に立ちそうだと思った。 「自分に対して甘い人ほど、絶対悲観主義は有効にして有用です」17 とにかく一歩目が軽くなるとい...

友人に勧められて気になっていた一冊。 絶対悲観主義、あらゆることについてうまくいかないという前提を持っておく。 一見マイナスに見えるが自分にとってはとても役に立ちそうだと思った。 「自分に対して甘い人ほど、絶対悲観主義は有効にして有用です」17 とにかく一歩目が軽くなるというのが1番の利点だと思った。どうせうまく行かないし、いっちょやってみるかと軽い気持ちで一歩を踏み出せる。何をやるにも一歩遅い自分にうってつけ。 落ち込みそうなときは思い出してみよう。どうして、うまくいくと思ってしまったのだろう。人生のほとんどはどうせうまくいかないんだからと、

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