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カインの傲慢 刑事犬養隼人 角川文庫
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カインの傲慢 刑事犬養隼人 角川文庫

中山七里(著者)

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カインの傲慢 刑事犬養隼人 角川文庫

792

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2022/06/10
JAN 9784041119846

カインの傲慢

¥792

商品レビュー

3.8

42件のお客様レビュー

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2024/08/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

犬養シリーズの中、やはり子供絡みの事件を扱ったこの作品が、読んでいて一番腹にズーンとくるような、なんとも苦しくなる作品でした。 臓器移植を待つ患者さん達はたくさんいらっしゃって、もし自分や身内がその立場なら…どんなにか待ち望むであろうとは考えるけれど、ここで犠牲になった子供達のことを考えると、最後の陣野の犬養刑事に対する発言は、タイトルにもあるように、傲慢としか言いようがない。 中山七里先生の容赦のないストーリーの展開にいつも驚かされます。

Posted by ブクログ

2024/08/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

犬養シリーズらしく社会的な問題を裏に抱えたストーリーであった。1作目の『切り裂きジャックの告白』以来の臓器移植絡みの事件であり、最後に黒幕が犬養を責め立てるシーンがある。犬養はドクターデス事件に続き、ショックを受けてしまう。最後に主人公がかっこよく終わらないのもこのシリーズらしい。 しかし、日本における臓器移植の問題は多々あれども、黒幕の考えはあまりにも傲慢であり、読んでいて苛立ちを感じたると同時にそう感じさせるストーリー展開は作者の巧さでもあった。

Posted by ブクログ

2024/08/18

刑事犬養隼人シリーズ第五弾。 テーマは臓器移植と貧困。 その裏側にあるとても重いテーマの物語。 第四弾のドクターデスを読んでから読みましょう。 前作に引き続き、とても考えさせられました。 肝臓の一部を抜き取られた少年の死体が発見されます。 少年は中国からやってきた貧困家庭の子...

刑事犬養隼人シリーズ第五弾。 テーマは臓器移植と貧困。 その裏側にあるとても重いテーマの物語。 第四弾のドクターデスを読んでから読みましょう。 前作に引き続き、とても考えさせられました。 肝臓の一部を抜き取られた少年の死体が発見されます。 少年は中国からやってきた貧困家庭の子供。 さらに、別の少年も同様に内蔵の一部が抜き取られ、死体として発見されます。 次々に発見される肝臓が抜き取られた少年たちの死体。 いったい何が起きているのか? その裏側には貧困問題。子供の臓器を売ることでしか生計を立てられない貧困家庭。 そして起きる殺人事件という展開です。 臓器移植を企てる悪徳ブローカと病院関係者という単純な構図を描き、その犯人を追い詰め、黒幕へたどり着けるのか? という展開にスッキリ感満載というところでしたが、最後の最後で明かされる黒幕と犬養の会話がとても重い! これは、やられてしまいました。 臓器移植は常に考えさせれれます! とってもお勧め。 このシリーズは順番通り読みましょう。

Posted by ブクログ

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