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人薬 精神科医と映画監督の対話
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人薬 精神科医と映画監督の対話

山本昌知(著者), 想田和弘(著者)

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人薬 精神科医と映画監督の対話

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 藤原書店
発売年月日 2022/05/27
JAN 9784865783452

商品レビュー

4.3

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2024/10/14

同業の友人から、「精神」というドキュメンタリー映画(※釜山国際映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞受賞作品)を教えてもらった。 仕事で相談援助技術の未熟さを日々感じており、精神疾患しかりどのように患者さんと対峙しているのか知りたいと思い映画を見たのだが、映画の中では山本医師はほとん...

同業の友人から、「精神」というドキュメンタリー映画(※釜山国際映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞受賞作品)を教えてもらった。 仕事で相談援助技術の未熟さを日々感じており、精神疾患しかりどのように患者さんと対峙しているのか知りたいと思い映画を見たのだが、映画の中では山本医師はほとんど何も話さない。ただ眠そうな顔で話を聞き、それであたなどう思ったの?と聞き、それはせつないわなと、肯定するのみ。それでも、患者さんは満足して感謝して帰っていく。今までの信頼関係もあるかと思うが、その光景が衝撃的だった。 その映画の監督と医師との対談本が出ているそうなので読んでみた。 「助けると言っても、何もせんでもええ、患者さんの所へ話を聞きに行くだけでいい。苦しいとか、死にたいとか、暴れればそこへ行くだけ行って、そこで温かい関心を持って、そこにおってくれさえすれば、患者さんは自分でバランスをとっていく。欠けているのは専門的な技術を持った人ではなくて、時と場所を共にしてくれる人が必要ですな。 最初からすべて教えてもらう。僕には指導する力がない。これは確かだから指導できるというものを持ち合わせていない。すべて受け身。おかしいところがあるのではなく、何か意味がある。その人にとっては正しい行動で必然的な形の行動。その人の世界では」 (本からの引用、気になったフレーズ) 相談援助の仕事をしていて、とかく援助者側が自分達の常識、型にはめてそのベクトルへ向かって対象者を引っ張っていってしまう事が多い。沢山のケースを持っていると、1人1人にかける時間がなく、何か意味があるのかも…という事を考える余裕もなくなっていた。 忙しすぎて書類も追いつかず、何のためにやっているのかもわからなくなる事が度々ある。そんな今、この本を読んで考えさせられる事が沢山あった。 経験した事、学んだ事をすべてリセットして、 受け身で、相手の話を聞く事、 もう一度原点に戻って頑張りたいという気づきを沢山もらえた本だった。

Posted by ブクログ

2023/08/19

1936年生まれの山本先生は、引退された。 想田監督との対談で、運営されていた「こらーる」は3年無給で、その後は月給10万円だったと話されていた。悲しいけど、後を引き継げる人はなかなかいない… 想田監督は、いつもにこやかな方だけど、そのにこやかさも攻撃の対象になるって、なんなのか...

1936年生まれの山本先生は、引退された。 想田監督との対談で、運営されていた「こらーる」は3年無給で、その後は月給10万円だったと話されていた。悲しいけど、後を引き継げる人はなかなかいない… 想田監督は、いつもにこやかな方だけど、そのにこやかさも攻撃の対象になるって、なんなのか。

Posted by ブクログ

2022/10/28

どこまでも生きるプロセスを大切にした先生だったと思います。答えは、自分の中から出てくることを信じて、待ち続けた先生でした。

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