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雪国 新潮文庫
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雪国 新潮文庫

川端康成(著者)

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雪国 新潮文庫

396

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2022/05/27
JAN 9784101002446

雪国

¥396

商品レビュー

3.6

73件のお客様レビュー

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2025/01/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」 で有名な川端康成の「雪国」を読んでみました! 最後突然火事になって突然物語が終わるんです。 本当に唐突なおしまい。 新潮文庫の素晴らしい配慮なのか、 解説やあとがきがすごーーーく長くて、 「まだページたくさんあるし、火事になって一悶着起きるんだろうな」と思って気を抜いて読んでいたら唐突に終わったのでハッとしました。 読み終わった直後は正直意味がわからなかった! でもあとから解説を調べて、 再び読み直してみるとゾクゾク。 徐々に背景がわかってくる作品なので、 最初らへんは「よくわからないけど物語が進んでいく」感じだから、読み落としがかなりあって、 読み直して初めて意味がわかったり、腑に落ちたりする作品だと思いました! 私はこの年代の作品が好きだと改めて思った。 列車に乗って旅に出るのは大冒険、 トンネルを抜けたら雪国、となると、もはや異世界の桃源郷に行ったみたいなもんなんですよ。 今だと気軽に新潟県に行けちゃうじゃない? だから昔の小説を読んで、定期的に感覚のリセットをしたくなる! 豪雪地帯の異世界を旅した男の夢の世界が、 あっけなく火災で終わりを迎える。 そんな儚い思い出話なのかな〜と私は思いました。 〆 「日記を見れば、直ぐ分かるわ。」 「日記?日記をつけてるの?」 「ええ、旧い日記を見るのは楽しみですわ。何でも隠さずその通りに書いてあるから、ひとりで読んでいても恥ずかしいわ。」 「いつから。」 「東京でお酌に出るすこしまえから。その頃はお金が自由にならないでしょう。自分で買えないの。二銭か三銭の雑記帳にね、定規をあてて、細かい罫を引いて、それが鉛筆を細く削ったとみえて、線が綺麗に揃ってるんですの。そうして帳面の上の端から下の端まで、細かい字がぎっちり書いてあるの。自分で買えるようになったら、駄目。物を粗末に使うから。手習だって、元は古新聞に書いてたけど、この頃は巻紙へじかでしょう。」 雪国p38

Posted by ブクログ

2025/01/05

最初の一文は綺麗。有名な一文です。 そのあとはずーっと登場人物みんなにイライラしてしまったのは自分の読解力が無いせいかも… 時が過ぎたらまた読んでみる

Posted by ブクログ

2024/12/31

小学生で読んだ時、いくら間接的とはいえまさか文豪が情交を描くとは思っていなかったため、「この指が君を一番覚えていたよ」のところで何を言っているのか全く分からず、読み始め早々に紆余曲折した表現で理解不能とレッテルを貼り読み進めず。それから20年程経ち、高半旅館へ宿泊した際に雪国の映...

小学生で読んだ時、いくら間接的とはいえまさか文豪が情交を描くとは思っていなかったため、「この指が君を一番覚えていたよ」のところで何を言っているのか全く分からず、読み始め早々に紆余曲折した表現で理解不能とレッテルを貼り読み進めず。それから20年程経ち、高半旅館へ宿泊した際に雪国の映画を見た。映画にしてしまうと内容はとてもくだらない。駒子の甲高い声と言動に苛立ちを覚えるシーンさえある。ただ、高半旅館に宿泊し、映画を見てから本を読むという2段階を経ると懐かしい気持ちと共に全てがリンクする。 本で読むからこその表現の美しさと豊かさが感じ取れ、どう生きたらこの表現ができるのかと不思議に思う。お気に入りのフレーズを見つけるのも楽しい読み方かと思う。

Posted by ブクログ

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