1,800円以上の注文で送料無料

雪国 の商品レビュー

3.6

115件のお客様レビュー

  1. 5つ

    21

  2. 4つ

    44

  3. 3つ

    33

  4. 2つ

    12

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2026/04/14

雪国の山村の情景描写が美しい 美しい描写が多すぎて抜粋箇所に困る わかりやすい起承転結・プロットの面白さというよりも、美しい日本語と美しい日本の情景を求めて読むなら間違いない一冊 雪山、養蚕、温泉の描写に先日訪れた白川郷周辺の風景を思い出した。たまたまだが読むタイミングとして...

雪国の山村の情景描写が美しい 美しい描写が多すぎて抜粋箇所に困る わかりやすい起承転結・プロットの面白さというよりも、美しい日本語と美しい日本の情景を求めて読むなら間違いない一冊 雪山、養蚕、温泉の描写に先日訪れた白川郷周辺の風景を思い出した。たまたまだが読むタイミングとしても良かった。

Posted byブクログ

2026/04/08

川端康成は『片腕』ぐらいしか読めていないので更に鑑賞していきたい。 本作を読んで感じたのは「鋭い美的感覚」である。 最初の電車からの風景と葉子を重ねるシーンしかり、駒子の身体的描写しかり、考えたことはないけれど心に沁みる表現が沢山あった。具体的でないのに、漠然とした形を伴って強い...

川端康成は『片腕』ぐらいしか読めていないので更に鑑賞していきたい。 本作を読んで感じたのは「鋭い美的感覚」である。 最初の電車からの風景と葉子を重ねるシーンしかり、駒子の身体的描写しかり、考えたことはないけれど心に沁みる表現が沢山あった。具体的でないのに、漠然とした形を伴って強い迫力があった。 また、天の川や徒労という言葉は駒子との悲劇的な終着点を想起させる。しかしそんな二人の関係には、読者の目を離させない美しさと空虚さがあった。 葉子の美しさは惹かれるものだが、同時に駒子を想起させる装置のように感じた。

Posted byブクログ

2026/04/17

葉子は美しく、しかし後になって気違いだとわかる。その事実にショックを受けつつも作中で葉子はそれを少しも見せない。ただひたすら、美しい人として立ち現れてくる。 物語は主人公と駒子を軸に進んでいくのに、自分の心を震わせたのは葉子のほうだった。彼女がほしいという感情ではなく、なりたい...

葉子は美しく、しかし後になって気違いだとわかる。その事実にショックを受けつつも作中で葉子はそれを少しも見せない。ただひたすら、美しい人として立ち現れてくる。 物語は主人公と駒子を軸に進んでいくのに、自分の心を震わせたのは葉子のほうだった。彼女がほしいという感情ではなく、なりたいという感情に近い。生き方と儚さに強く惹かれた。 自分は男性で、気も確かで、便利な時代に生きていて、美しくもない。どうやっても葉子にはなれない。それでも物語の中に差し込まれるあの異物感のある存在が羨ましく映った。

Posted byブクログ

2026/03/06

駒子の座り方にまで「清潔」という言葉を使うところが鼻につく。正直、この作品の文章が美しいと称賛する人に「清潔」という言葉が繰り返し使われることをどう折り合いをつけるのか聞きたい。新潮文庫に添え付けられてる伊藤整の解説によると、主人公の島村は作者の器なので彼の人物設定はどうでもいい...

駒子の座り方にまで「清潔」という言葉を使うところが鼻につく。正直、この作品の文章が美しいと称賛する人に「清潔」という言葉が繰り返し使われることをどう折り合いをつけるのか聞きたい。新潮文庫に添え付けられてる伊藤整の解説によると、主人公の島村は作者の器なので彼の人物設定はどうでもいい、というようなことが書いてあったけれど、生で見たこともない他の文化の芸術表現を批評することを職業にしているというクセの強い設定がどうでもいいわけがない。

Posted byブクログ

2026/02/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

雪深いところにある旅館にてお借りして数時間で読破。雪国の美しさと物悲しさを感じさせる物語で、タイトルが良いなぁと思った。

Posted byブクログ

2026/02/27

ストーリーは面白くない。主人公の島村はとんだ勘違い野郎だな。でも作中に散りばめられた美しい表現は魅力的だった。 ↓好きな描写 ・序盤に出てくる、冬の列車の曇りガラスを指でなぞったら女性の片目が鏡のように映り込んだシーン(ゾクゾク) ・白の背景に染まる赤(頬や首、足の紅潮)の描写 ...

ストーリーは面白くない。主人公の島村はとんだ勘違い野郎だな。でも作中に散りばめられた美しい表現は魅力的だった。 ↓好きな描写 ・序盤に出てくる、冬の列車の曇りガラスを指でなぞったら女性の片目が鏡のように映り込んだシーン(ゾクゾク) ・白の背景に染まる赤(頬や首、足の紅潮)の描写 ・牡丹雪の冷たい花びらが駒子の周りに漂う描写  →牡丹って赤とかピンクの花、花言葉は恥じらい   牡丹雪は水分が重くてずっしりとした雪

Posted byブクログ

2026/02/18

冒頭の文章は秀逸。 情景の書き振りや心情の描写が繊細で綺麗だと感じた。ただ、時代の違いで理解し難い部分や雰囲気が伝わらない箇所はある。それにしても、文章による表現の豊かさが感じられる名文学だと思った。たまにこういうものを読むことでまた本の面白さを感じられる。

Posted byブクログ

2026/02/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

東京出身の冷淡男・島村 島村に愛情をぶつける芸者・駒子 島村が惹かれている儚い美女・葉子 島村と駒子の恋愛における温度差 全てを“景色の一部”としか捉えられない島村 葉子という「幻影」、駒子という「現実」 ラストは繭倉の火災→幻が崩壊し、現実が悲鳴をあげ、島村は独りで「天の河」の美しさに恍惚とする 虚無感、美しき残酷、カタルシス

Posted byブクログ

2026/02/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あまりにも純粋で美しく流麗な文章 衝撃的なあのラストシーンによって、今まで読んでいた物語のジャンルが大きく変化するわけだが、そもそも最初からこのラストシーンに向けて走っていたということを読者が思い知らされるというわけで、あまりにも巧みな造りに呆然とさせられる

Posted byブクログ

2026/02/02

初めての川端康成 こんな物語だったんか 中高生向けの図書ではない気がするが、時代か 女性はどう読むのだろうか、コレを

Posted byブクログ