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アタラクシア 集英社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2022/05/20 |
| JAN | 9784087443837 |
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アタラクシア
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アタラクシア
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商品レビュー
3.7
40件のお客様レビュー
いつの間にか右手にある紙の重みよりも左手にある重みの方が軽くなっていて驚いた。 そのくらい、この本に没頭していたという自覚はなかったから 隙間風がずっとどこかから吹いているような、だけど探すまでもないから微妙にがまんするくらいの心地悪さ 人には人の地獄、酸っぱい葡萄
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
暗めの雰囲気、不倫、セックス、長い文章、金原作品の特徴がつかめてきた。 未来、希望、笑顔、笑い声といったポジティブ要素はほぼなし。読んでいていい気持ちになるものではないがこれがリアルだったりもしたり、しなかったり。 結婚というものは現実的でめんどくさくて問題だらけで誰もが求める理想郷ではないのにそう想像してしまうのはなぜだろうか。 由依がわたしとは対極にいる人間で、あまり感情移入できなかったのに、彼女の本当の気持ちを知りたいと思ってしまうのは、わたしもまた彼女に魅了されているのだろうか。 幸せじゃない結婚も、簡単に離婚に踏み切れない子どもという存在も、幸せじゃない結婚生活の満たされなさを他人に求めてしまうところもわたしにはリアルだったなあ
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真奈実の気持ちわかるなあ 生々しい感情をむき出しにして、その感情を主題にした演技くささの残る劇に登場しなきゃいけないのは嫌だ、自分が役者であることすら完全に忘れて生身で空気に触れているのならむしろ楽しいけど だいたい自分を外側から見る視点が消えない p77「暴力というのはその真骨...
真奈実の気持ちわかるなあ 生々しい感情をむき出しにして、その感情を主題にした演技くささの残る劇に登場しなきゃいけないのは嫌だ、自分が役者であることすら完全に忘れて生身で空気に触れているのならむしろ楽しいけど だいたい自分を外側から見る視点が消えない p77「暴力というのはその真骨頂で、こちらにとっては痛みよりもその暑苦しさのほうが地獄なのだ」 暑苦しさから逃れたくて涼しい観客席に避難するような生活を送っている 感情を持つというのは偶然なのか必然なのか 必然と感じて理由をこじつけて納得しようとしたり今までの経験を振り返って根拠を模索したりするが、そう感じるような反射づけが環境によって偶然生じたと考えると偶然の要素の方が大きいか 自分がたまたま持ってるモラルっぽいもので人を裁こうとしてしまったり、人を評価した後から自分の意見の不確かさ、全てが思い込みであるという事実に打ちのめされてしまったりするくらいなら、自分固有の確実で普遍的な価値観なんて存在しないということを常に自覚できるように自分にも他人にも無関心でありたい 「カラシあるよここに」の一言で問題があっさり解決してしまうことがあるように、自分の中で言語化もままならない想いがどんどん気化して体積を増して内側から圧排されていく感覚は、自ら大事にしているだけで簡単な切り口で軽く流せるものかもしれない なぜ愛されていることに感謝しなきゃいけないのかわからない、愛するって、ただそれがお気に入りだったっていうその人の嗜好なだけで、大切にするというのもその人なりの基準でその人のしたいことをしているだけ、欲の発散と大差ないと思う しかも愛しているということを大義名分にこちらに期待の圧をかけてくることも多々あるわけで。 こんなことを言うと、たくさん何かしてもらってるじゃん気にかけてもらってるじゃんって叱責を食らいそうだけど、誰かの嗜好、趣味のような愛する作業において、こちらに利益があったらありがたく受け入れる、ただそれだけなのに 相手が同じ生物種であることに過剰な一体感、シンパシーを感じすぎだと思う。他人は違う生物種。 こんな考えだから利害損得で裏付けされた関係じゃないと安心できなのか 由依は感情とモラルをキッパリ線引きしていたが、それはそれでそんなに単純な構造かと疑問がある。 外部化されたモラルによる影響で規範化された感情が知らず知らずの間に生成され、それを未加工の原始的な情動と勘違いしている場合もあるのでは。結局、偶然性に身を任せた不安定な人生を漂うように生きるよりは、今後どうなるか最低限予想できて、理想的ではないとしても最低限セーフティネットとして生を継続できる程度の心理的安全が情や馴れ合いで保証されるような、最大多数のための適度な幸福を目指した中途半端な功利主義で外部化したモラルをもとに生きていくのが楽 そうじゃないといちいち、これは自分の本物の感情か?と問いかけながら、自分の意思で必然の一石を偶然の大波に投じてみる途方もない、そして報われづらい作業に延々と苦しめられてニヒリズムに陥りそう ここまで色々メモしてたけど、なんか人生どうでも良くなってきて惰性で読み進めて、そんなに共感も感動もせずに終わった気がするこの本 気分の波と相関するのか読書量にも大波! 軽躁状態に切り替わるタイミングのラスト読書だったのであまり記憶に残っていない 読むのに時間がかかった
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