イラスト図解 AさせたいならBと言え こどもが動く指示の言葉

岩下修(著者)

• 販売会社／発売会社: 明治図書出版
• 発売年月日: 2022/05/16
• JAN: 9784189158288

商品レビュー

2024/09/02

子どもの知的好奇心を刺激しつつ、動かすことができる。
させたいことをそのまま言うのでは、子どもたちの頭を素通りさせてしまう
「静かという音を聞いてください」
AさせたいならBといえ→子どもを発見的認識に導くもの
子どもの知が働く状態に置くためには、身体に不必要な緊張を与えない
↓
物・人・場所・数・音・色→ゆれのないもの
発問とは、「ゆれのないもの」を入れ、思考する対象を問いの形で示した言葉
指示とは、「ゆれのないもの」を入れ、思考の方法を示した言葉

ベストワンを出すには、ベスト１０を
させたいことを音で表現
させたくないことは、無音

あいさつの後に、その人を1秒見ましょう
出ている音を消してください
本聞きと半聞き
一流の人は、本聞きが上手。だから一流になれた
うなずいてくれる人を３人順番に見る
　うなずいてくれると話しては、話しやすい
〇〇名人
忍者のように、ミッション
一番〇〇
フルネームで呼ぶ
面白いから笑うのではなく、笑うから面白い
　→イの口にして、息を吸う・吐く
言葉の発生前に溜める
手を上げるだけで、９０点
賛成orなるほど
先生の考えを言ってもいいですか？
先生の隣に来てください
人柄、人物像を考えさせるには、ネーミング
説明的文章
　まとめは、なか１となか２の共通点を出す
　そして分かったことを書く
　↓
　まとめの言葉でタイトル
物語的文章　思い出・行事・学校生活
　会話からスタート
　自他の言動や周りの景色を書き、映像を思い浮かばせ、すっと終わる。

２回見直しをしたマーク

今教室にいい空気が流れています。

2022/08/09

学生時代に、1988年版を読みました。この本に載っている声かけや跳び箱指導を教育実習で実践して成果が得られたことを今でも覚えています。あれから年月を経て、令和版として出版された今作を読んで、改めて学生時代のフレッシュな気持ちに戻ろうと思いました。

教師の言葉ひとつで、子どもが話せるようになるし、話せないようにもなることが分かりました。だからと言って、同じような「AさせたいならBと言え」ばかりを繰り返していると、マンネリ化して子どもたちも「また言ってる…。」と感じます。教師が、状況に応じてどう指示するかは、日々アップデートしていく必要があると感じました。

本書から、今後実践していきたい内容をまとめます。
・数指示
・「半きき」と「本きき」の話
・あなたは、○○名人
・挙手しているだけで90点
・音読（いくつ読むかを考えさせる）