商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 夕書房/ツバメ出版流通 |
| 発売年月日 | 2022/05/11 |
| JAN | 9784909179081 |
- 書籍
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本が語ること、語らせること
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本が語ること、語らせること
¥1,870
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商品レビュー
3.8
15件のお客様レビュー
誠実な言葉がじんわり心をあたためる。みんなの頭の中にある「図書館ってこういう(良い)ところだよなあ」という場所を実現し、守ってらっしゃるのだなあと思った。ぜひ一度訪れてみたい。
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素敵な詩集のような本だった。 と言っても詩が書かれているわけではない。挿絵や文章の雰囲気。築約70年の平家に開かれたルチャ・リブロという私設図書館。縁側から入り、書架の森を分け入った奥に位置する司書席。それはどっしりした木造りの机で、設計士の祖父がこしらえた古いもの。机越しに向...
素敵な詩集のような本だった。 と言っても詩が書かれているわけではない。挿絵や文章の雰囲気。築約70年の平家に開かれたルチャ・リブロという私設図書館。縁側から入り、書架の森を分け入った奥に位置する司書席。それはどっしりした木造りの机で、設計士の祖父がこしらえた古いもの。机越しに向かい合い、お茶を飲みながらの来館者との会話。 読書を通じて人と人が交感する場。夢中で本を読む閲覧者の誰か。窓から差し込む日の光、本の手触りや紙の匂い。仮想の居場所ではない具体的な装置としてのルチャ・リブロという場所。 この実感、ぬくもりとして体感できる具体性こそ、デジタルには無いもの。恍惚感に浸る至福の時間ではないだろうか。ルチャ・リブロにはそれがある。世の中には、それに類する場所がある。人間は、自らそれを作り出すことができる。文章や行間から観念をイメージ化する力を身につけた読書家たちでさえ、肌に伝わる空気感は捨てがたい。よくわかる。
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奈良県東吉野村の古民家で「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」を営む夫婦のエッセイ。人と接するのが苦手な著者が自らの本棚を開放して気づいたこと。本を間に挟むことでしか生まれないものがある。私も同じ。本を共有することで根本のところでぐっと近くなれるものがある。本を間に挟んだことで続いて...
奈良県東吉野村の古民家で「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」を営む夫婦のエッセイ。人と接するのが苦手な著者が自らの本棚を開放して気づいたこと。本を間に挟むことでしか生まれないものがある。私も同じ。本を共有することで根本のところでぐっと近くなれるものがある。本を間に挟んだことで続いている関係がある。そうか。私が求めるのもそういう居場所なんだな。
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