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文天祥 ちくま学芸文庫
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文天祥 ちくま学芸文庫

梅原郁(著者)

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文天祥 ちくま学芸文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2022/05/12
JAN 9784480511232

商品レビュー

4.3

4件のお客様レビュー

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2025/05/30

南宋末期の三英傑の筆頭格で、忠義の権化とされる文天祥の生涯を記した本。科挙という皇帝・国家への忠誠が叩き込まれるシステムを筆頭の成績で抜けてきたのなら、それは国を捨てるという選択肢は取れないよなあという感想。ただ、彼が節義を守ったことは素晴らしいが、かといって彼に状元という声望以...

南宋末期の三英傑の筆頭格で、忠義の権化とされる文天祥の生涯を記した本。科挙という皇帝・国家への忠誠が叩き込まれるシステムを筆頭の成績で抜けてきたのなら、それは国を捨てるという選択肢は取れないよなあという感想。ただ、彼が節義を守ったことは素晴らしいが、かといって彼に状元という声望以外の何が有って、国家のために何をしたのかと言われると中々難しい。平和な時期であれば能吏であったのだろうが…。大局を見るという点では、汚名を着せられても百姓を想った馮道とは大分差が有るように思われた。元史研究者の杉山正明が虚名があっただけ、という酷評をするのも無理はない。とはいえ、伝統的中国の価値観でいえば、理想的な生涯とも言える。難しい。

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2022/11/14

戦前は忠君の代名詞とされ、良いように利用された感があるが、実感として、良くも悪くも試験秀才の人。確かにすぐ裏切る節操のない人より、好感は持てるが、戦乱の世では生きにくい人という印象。

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2022/06/21

陳舜臣の「中国の歴史」にも崖(やまかんむりはない)山悲歌と正気の歌の二章を割いて文天祥を書いているが、著者との違いが面白い。 著者は文天祥を忠君愛国なドン・キホーテと見るのに対して、陳は悲劇の英雄と見る。この違いは研究者か作家か、という違いからなのか。日本人と華人、或いは片や昭...

陳舜臣の「中国の歴史」にも崖(やまかんむりはない)山悲歌と正気の歌の二章を割いて文天祥を書いているが、著者との違いが面白い。 著者は文天祥を忠君愛国なドン・キホーテと見るのに対して、陳は悲劇の英雄と見る。この違いは研究者か作家か、という違いからなのか。日本人と華人、或いは片や昭和九年生まれの国民学校卒業(国民学校教育の反動として)、片や大正十三年生まれの神戸華僑という境遇の違いからか。 自分は著者の見解に同する。不遇なインテリが科挙主席という一点を拠り所として国家と己が滅びゆく中で気骨を見せた、という印象である。 喜久屋書店阿倍野店にて購入。

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