商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ニュートンプレス |
発売年月日 | 2022/05/02 |
JAN | 9784315525519 |
- 書籍
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文系のためのめっちゃやさしい無とは何か
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文系のためのめっちゃやさしい無とは何か
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商品レビュー
3.7
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無についての話の冒頭は、数字のゼロについての説明から。 絶対零度(ゼロ)では、超伝導という不思議な現象が起きる。 温度がゼロの話の次は、質量がゼロよの話。つまり光(光子)は、質量がゼロ。 質量がゼロの光でも、重力の影響を受ける。これが重力レンズ効果。 大きさゼロの話は、ブラックホ...
無についての話の冒頭は、数字のゼロについての説明から。 絶対零度(ゼロ)では、超伝導という不思議な現象が起きる。 温度がゼロの話の次は、質量がゼロよの話。つまり光(光子)は、質量がゼロ。 質量がゼロの光でも、重力の影響を受ける。これが重力レンズ効果。 大きさゼロの話は、ブラックホールの話。正確には、大きさゼロに向かっていく世界の話。 空間から全ての物質を取り除いてもそこには、未知の物質=ダークマターが存在する。(現代宇宙論) 量子論では、真空は粒子と反粒子のゆらぎが起きているとする。 インフラトン場は、インフレーションを起こしただけでなく、物質や光をうんだと考えられている。
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無として、数字として、記号として当たり前のように使われる0は、量子論や相対性理論から宇宙にまでに繋がっていき、0があってそれらの科学が発展してきた事実から、インド人が0を発見したことの凄さが分かった。 0から始まり、空間的な真空の有無、素粒子等のミクロの世界、ダークマター、時...
無として、数字として、記号として当たり前のように使われる0は、量子論や相対性理論から宇宙にまでに繋がっていき、0があってそれらの科学が発展してきた事実から、インド人が0を発見したことの凄さが分かった。 0から始まり、空間的な真空の有無、素粒子等のミクロの世界、ダークマター、時空や次元、宇宙の始まりから終わりまでを考察するが、宇宙などのマクロ世界だけでなく素粒子やクェーサーなどのミクロの世界も際限がないことを改めて理解した。科学は哲学や仏教真理等と表裏一体で、人間の主観をとおせば科学の結果も哲学に回帰するのではいかなと感じるほど、壮大で難しい内容を本書はなるべく分かりやすく書かれている。
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そもそも"無"を考えることが今までなかった。漠然と、死んだら無になるのだと思っていたくらい。 しかし、日常に無は沢山存在(言葉上の矛盾は勘弁)しているし、さらに見方によって"有"は"無"になり得る。面白い。"無...
そもそも"無"を考えることが今までなかった。漠然と、死んだら無になるのだと思っていたくらい。 しかし、日常に無は沢山存在(言葉上の矛盾は勘弁)しているし、さらに見方によって"有"は"無"になり得る。面白い。"無"は、白黒はっきりつけられない曖昧な存在とも言えるのだろうか。 二重スリット実験では、電子が波の性質と粒子の性質両方を兼ね備えているが、観測装置を設置すると粒子の性質のみしか見ることができない。電子、恥ずかしがり屋か?笑 後半は宇宙がどうやってできたのかについていろんな説があることを教えてくれる。 私は"無"から宇宙が生まれた説が好みだ。だって、ロマンがあるから(笑) 何も無いところから何かが作りだされるという現象はまさに生命の誕生と一緒だ。 まあ、宇宙の始まりがどうだったかというのは正解が今のところなくて、正解が出たとしても何も社会的には変わらないかもしれない。 宇宙は膨張しているということだけは確定している。 私たちは本当に宇宙の中では小さな(それこそ素粒子みたいな)存在なんだろうな。
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