商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | みすず書房 |
発売年月日 | 2022/04/12 |
JAN | 9784622090786 |
- 書籍
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黄金虫変奏曲
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黄金虫変奏曲
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商品レビュー
4.5
5件のお客様レビュー
1月30日から3月30日にかけて読了。 ものすごく読み応えあった。 厄介だったのは物理学ならまだしも、生物学や遺伝子、生化学には知見がないので読み解くのに時間がかかった。あと、人物の呼び名が愛称、ニックネームがころころ変わるので、誰の事を述べているのだ?とわからなくなり遡って読...
1月30日から3月30日にかけて読了。 ものすごく読み応えあった。 厄介だったのは物理学ならまだしも、生物学や遺伝子、生化学には知見がないので読み解くのに時間がかかった。あと、人物の呼び名が愛称、ニックネームがころころ変わるので、誰の事を述べているのだ?とわからなくなり遡って読むことが必要だった。 さすがに書かれてから20年以上も過ぎてしまってはパソコン言語が古すぎて、いまの感覚からすると違和感がある部分が(Lispとかはまだあるかもだけど)、なきにしもあらず。早い時期に訳されることができたらなあと思ったが、この分量、いたしかたないと思った。なにしろ読むのに体力がいる。知力はググってなんとかする。 あと、読むのにグレン・グールドは大切。終盤は晩年のグールドがあうのか?再読時には試してみようと思う。 うろ覚えなんだが「ロリータ」か「デイフェンス」の解説で、若島忠氏が近々「黄金虫変奏曲」出版予定と憶えがあり楽しみにしていたが、待てど音沙汰なく忘れていたところ出版されたのを知った。これほど待ちわびた本は最近(20年くらい)ない。読めてよかった。
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年代が前後しながら進むのだが、もっとも古いのはDNAの二重螺旋構造が解明された直後。全世界の科学者が、4つの核酸によるコードを解き明かそうとしていた時代の若き研究者スチュアート・レスラー。そして現代。図書館のレファレンス係の司書が、質問を受けてステュアート・レスラーについて調べる...
年代が前後しながら進むのだが、もっとも古いのはDNAの二重螺旋構造が解明された直後。全世界の科学者が、4つの核酸によるコードを解き明かそうとしていた時代の若き研究者スチュアート・レスラー。そして現代。図書館のレファレンス係の司書が、質問を受けてステュアート・レスラーについて調べるところから始まる物語。さらにその数年後。物語が行きつ戻りつするだけでなく、コードはDNAだけでなく、音楽用語だったり、プログラムのコードだったり、さらにデータだったり日付だったりする。蘊蓄が長くて、本としても膨大になっていて読むのが大変だった。音楽関連の部分はかなりとばして読んだのだが、しっかり理解しようと思ったら、まずバッハのゴルトベルグ変奏曲から入らないといけない様子。
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[出典] https://dain.cocolog-nifty.com/myblog/2022/09/post-f855e5.html
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