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うつくしが丘の不幸の家 創元文芸文庫
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うつくしが丘の不幸の家 創元文芸文庫

町田そのこ(著者)

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うつくしが丘の不幸の家 創元文芸文庫

770

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2022/04/28
JAN 9784488803025

うつくしが丘の不幸の家

¥770

商品レビュー

4.1

407件のお客様レビュー

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2026/03/23

初めは題名から少しミステリアスな話なのかと思っていたが、ちゃんと一つ一つの話に繋がりがあって、登場人物それぞれに事情や思いがあって、でも必ず幸せになれると思える終わり方であり救われた。町田その子さんの言葉は本当に胸に優しく染み渡ってきて涙を誘う。 どこに住んでいようと誰と生きてい...

初めは題名から少しミステリアスな話なのかと思っていたが、ちゃんと一つ一つの話に繋がりがあって、登場人物それぞれに事情や思いがあって、でも必ず幸せになれると思える終わり方であり救われた。町田その子さんの言葉は本当に胸に優しく染み渡ってきて涙を誘う。 どこに住んでいようと誰と生きていようと自分の人生を幸せに導くのは他人ではなく、己なのだと改めて気付かされた作品だった。そこに優しい人が寄り添ってくれればなお良い人生になるんだと思った。

Posted by ブクログ

2026/03/18

「うつくしが丘」という海を眺める丘にある築24年の3階建一軒家を主な舞台に、かつてそこに住んだ様々な事情を抱えた人たちの姿が、時間を遡る形式で明かされていく。 『不幸の家』と呼ばれることを知った1章の主人公・美穂理は、夫である譲と美容室を開業したばかりで、その縁起の悪さに深く失...

「うつくしが丘」という海を眺める丘にある築24年の3階建一軒家を主な舞台に、かつてそこに住んだ様々な事情を抱えた人たちの姿が、時間を遡る形式で明かされていく。 『不幸の家』と呼ばれることを知った1章の主人公・美穂理は、夫である譲と美容室を開業したばかりで、その縁起の悪さに深く失望する。 しかし、長年『不幸の家』の隣家に住み、全章を通して登場する信子によってその噂は否定される。 『不幸』を捉え直して新たな解釈を生み出すことが、具体的にどのような形になるのかが、2章〜5章において語られる。 2章から5章にかけても様々な家族の事情を抱えた人々が登場するわけであるが、彼らに共通するのは、本音を打ち明けることによって得られる「気づき」があることだ。 抗いようのない現実と向き合い、迷いながらも気づきを得て、乗り越えようと前に進んで行く活力が、この物語には溢れている。 どの世代でも立ち塞がる問題を、それぞれが葛藤しながら乗り越えてゆく。 いつの時代も、誰しもが簡単ではない人生を歩んでいて、それでも前に進んで行く。 視野が広がるだけでなく、 「視野に奥行きが生まれる」という新たな読書体験ができた。 『不幸の家』それは見方を変えれば、 『しあわせになるための過程の最中にある家』 だった。 辛いことやうまくいかないことがあっても、なんとかしていこうと思える、あるいは、なんとかなると思える。そんな小説でした。

Posted by ブクログ

2026/03/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

うつくしが丘に建つ"不幸の家"にまつわるお話。 この家に住んだ人々の物語一つ一つが、とても大切な思い出として語られています。 この家と枇杷の木が繋ぐ住人たちの話は決して綺麗なものばかりじゃないですが、住人たちの新しい旅立ちを毎度嬉しく思えるストーリーで、読んでいて楽しいです。 「髪工房つむぐ」の譲がユズくんだったんだ〜と最後にやっと気づいた私。 惣一くんとの再会おめでとう。 ものごとの捉え方次第で見方が変わる、っていうとても大切なことを教えてもらえる作品でした。 私も信子さんのような隣人と巡り合いたくなりました。

Posted by ブクログ