商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2022/04/18 |
JAN | 9784106109492 |
- 書籍
- 新書
不倫と正義
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不倫と正義
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商品レビュー
3.3
23件のお客様レビュー
超高学歴の二人の女性が不倫について語り合っているが、流石に引用している資料というか、話の糸口にしている本が素晴らしく感心した.結婚制度自体の欠陥を隅に置きながら、不倫の妥当性を論じている感じがした.このような女性だからか、伴侶に対する言動がある意味で温厚で、皮肉ぽい所もありながら...
超高学歴の二人の女性が不倫について語り合っているが、流石に引用している資料というか、話の糸口にしている本が素晴らしく感心した.結婚制度自体の欠陥を隅に置きながら、不倫の妥当性を論じている感じがした.このような女性だからか、伴侶に対する言動がある意味で温厚で、皮肉ぽい所もありながら正当に評価している点は素晴らしいと感じた.不倫を糾弾する空気に関して、宗教的な背景も含めて的確な議論をしていたと思う.キリスト教と儒教の違いも考慮に入れた議論は、納得できるものがあった.「結婚生活においては利他的であることが秘訣だ」との文言は、数多くの機知に富んだ語句のなかで最も良かった.
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本来、当人とその家族の問題なのに、なぜ芸能人や著名人の不倫報道はここまで叩かれるのか?そんな疑問に、歴史や文化、宗教、価値観、結婚制度、脳科学や文学など、いろんな知見や角度から果敢に斬り込みながら、真相にせまる内容でとても興味深くあっという間に読了しました。特に開眼させられたのは...
本来、当人とその家族の問題なのに、なぜ芸能人や著名人の不倫報道はここまで叩かれるのか?そんな疑問に、歴史や文化、宗教、価値観、結婚制度、脳科学や文学など、いろんな知見や角度から果敢に斬り込みながら、真相にせまる内容でとても興味深くあっという間に読了しました。特に開眼させられたのは、一夫多妻性に関する考察。この説を唱えるとたいがいの男性は喜ぶけど、実はそれは逆で、もし本当にそうなると、一部の男が何人もの女性を独占してしまい、ますます結婚出来ない男が増えて不利になる。一夫一妻は、男性を守る制度と語られていること。それと、女性にとっての結婚はグレートリセットで便利に使えるものだとういう話。後半の不倫の反対の倫とは何か?という話の結論も読み応えがありました。最後に2人が、倫や不倫をどう結論付けたのかは、ぜひ本書を手にとって自分の目で確かめて欲しいと思います。
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女性の立場から、そして脳科学的な見地と文化的な背景から不倫をどう捉えているのか?、そのディスカッションは大変興味深いものでした。
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