商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2022/04/04 |
JAN | 9784041109076 |
- 書籍
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八月の母
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八月の母
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商品レビュー
3.9
130件のお客様レビュー
不快で苦手な本だった。 読まなければ良かった。 ただこんな強烈な読後感はそうないので、好きな人は好きなのかもしれない。
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プロローグ、第一部「伊予市にて」、第二部「団地にて」、エピローグの構成。 プロローグの場面で出て来た死刑執行後に冤罪が発覚した女性のニュースが先日読んだ『イノセント・デイズ』の事だとわかって少しテンションが上がったものの、本編に入ってからはあまりに内容が重くて読むのが辛かった。...
プロローグ、第一部「伊予市にて」、第二部「団地にて」、エピローグの構成。 プロローグの場面で出て来た死刑執行後に冤罪が発覚した女性のニュースが先日読んだ『イノセント・デイズ』の事だとわかって少しテンションが上がったものの、本編に入ってからはあまりに内容が重くて読むのが辛かった。 舞台は愛媛県伊予市。美智子、エリカ、陽向という母と娘3代に渡る家族の負のスパイラル。 第一部は美智子とエリカの娘時代を描いているが、男という生き物は制御が効かないのか?相手がまだ子供であろうと性の対象になってしまうのが恐ろしい。そして地元から離れたくても母親からの呪縛で離れられない娘にもどうにかならないものかとイライラした。 そして、第二部に入り語り手として登場した清家紘子。彼女がこのお話にどのように関わっていくのか最初はよくわからなかったが、彼女こそがこの第二部の主人公であり、エリカと陽向に関わった為に凄惨な事件の被害者になってしまうなんて想像していなかった。 後半は吐き気がするほどの凄惨な暴力場面に読むのを放棄したくなった。何故紘子は逃げ出さなかったのか?そこが私には理解出来ないのであるが、これが、実際に起きた事件をベースにしていると知り驚愕した。 陽向は負のスパイラルを断ち切れたのなら少しは救いがあると思うが、読み終えて数時間経った今も心は重いままだ。
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母と娘の負のループの物語。身勝手な男に翻弄され、自由や夢を奪われる一方で、最終的には依存してしまう女性たち。それを嫌ってそうはならないと誓うものの、自分がいないとダメになってしまうという歪んだ愛情でその地獄から脱出できない娘。タイトルにある8月の空気のように、粘っこい湿気というか...
母と娘の負のループの物語。身勝手な男に翻弄され、自由や夢を奪われる一方で、最終的には依存してしまう女性たち。それを嫌ってそうはならないと誓うものの、自分がいないとダメになってしまうという歪んだ愛情でその地獄から脱出できない娘。タイトルにある8月の空気のように、粘っこい湿気というか、身体にまとわりつくような空気を感じながら読了。
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