1,800円以上の注文で送料無料

光が死んだ夏(1) 角川Cエース
  • 新品
  • コミック
  • KADOKAWA
  • 1103-01-30

光が死んだ夏(1) 角川Cエース

モクモクれん(著者)

追加する に追加する

光が死んだ夏(1) 角川Cエース

792

獲得ポイント7P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2022/03/04
JAN 9784041122730
関連ワードモクモクれん / 大人コミック

光が死んだ夏(1)

¥792

商品レビュー

4.3

50件のお客様レビュー

レビューを投稿

2025/09/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

※ネタバレあり(未読の方はご注意ください) よしきが光に放った言葉とその意味、価値観を理解しようと光は同級生達に正体を気づかれぬよう 肉生として儚き夢を追います。 が光は光では無いためによしきに好きという執着心が出てしまい、その心がよしきを飲み込もうとする描写は少しBL要素があるかと思いますが 私はブロマンス程度に読みとどめました モクモクれんさんからもそうする予定だったそうですが、 訳あり作品的にはBLの方向性は無くなったそうです また呪術廻戦のように魑魅魍魎が出る作品です。 擬音もバンバン出てきます。

Posted by ブクログ

2025/08/08

田舎の集落で暮らす少年・よしきの親友、光がある日、川で溺れて死んだ、はずだった。しかし数日後、光はまるで何もなかったかのように戻ってくる。どこかおかしい。光は本当に光なのか? 日常の中に忍び寄る違和感と恐怖。じわじわと侵食される夏の終わり、よしきは“それ”の正体と向き合うことにな...

田舎の集落で暮らす少年・よしきの親友、光がある日、川で溺れて死んだ、はずだった。しかし数日後、光はまるで何もなかったかのように戻ってくる。どこかおかしい。光は本当に光なのか? 日常の中に忍び寄る違和感と恐怖。じわじわと侵食される夏の終わり、よしきは“それ”の正体と向き合うことになる。 そのタイトルと冒頭から強烈なインパクトを放つ作品だ。何気ない田舎の風景から始まる物語は、親友・光の死、そして戻ってきた光によって一気に不穏な空気に包まれる。その「何かが違う」感覚が読者の胸にじわじわと広がり、冒頭からがっつり心をつかまれる。 ホラーというよりも、気味の悪さがずっと肌にまとわりついてくるような不安感。見えない何かがすぐ隣にいるような描写の積み重ねが秀逸で、恐怖は決して大仰ではないが、確実に精神を侵してくる。田舎という閉ざされた舞台設定が、孤立感と逃げ場のなさを強調し、逃げ道を与えない。 また、少年たちの揺れる感情や、光への複雑な想いも丁寧に描かれており、ホラーでありながら純文学のような読後感もある。セリフの少なさや間の使い方が非常に巧みで、言葉にできない怖さがここにある。何が起きているのか明確に説明されないまま進む展開に、読者は想像力を掻き立てられるだろう。 静かに、しかし確実に心を蝕んでいく本作は、ただのホラーでは終わらない、忘れられない夏の物語だ。

Posted by ブクログ

2025/07/29

前々から衝撃度の高そうな宣伝文句が気になっていたところ、アニメ版も放送開始と聞き、気になり、レンタルで読んだ。 山に行ったきり、行方不明になったものの、1週間後に帰ってきた青年・光。 同級生で親友のよしきは、彼にどことない違和感を抱き、質問をしたところ、思いがけない秘密を知って...

前々から衝撃度の高そうな宣伝文句が気になっていたところ、アニメ版も放送開始と聞き、気になり、レンタルで読んだ。 山に行ったきり、行方不明になったものの、1週間後に帰ってきた青年・光。 同級生で親友のよしきは、彼にどことない違和感を抱き、質問をしたところ、思いがけない秘密を知ってしまう……。 うるさいセミの鳴き声が、よしきの不安・焦燥感・心のザワザワに重なるような「シャワシャワシャワ……」という"描き文字" 第1話のこの演出だけで、読んで良かったと思った。 ひとまず、最後まで読むと、ホラー・ミステリー・BL要素が強い内容だと分かり、『さんかく窓の外側は夜』や『青野くんに触りたいから死にたい』に通ずる系統だなと。 特に近年はホラーやBLというジャンルが盛り上がっている兆しがあるので、人気が出るのも納得ではある。 ホラーに関して言えば、『変な家』や『近畿地方のある場所について』といった小説、大森時生氏によるフェイクドキュメンタリー作品、作家・梨と株式会社・闇が手掛ける考察型展覧会。 BLに関しては、MBSの深夜ドラマは言わずもがな、BLまで至らずとも、ブロマンス要素が強い作品がヒットしている傾向がある。 例えば、マンガ原作の邦画(『THE FIRST SLUMDUNK』『カラオケ行こ!』など)や洋画(『TENNET』『RRR』『トワイライト・ウォリアーズ』など)で、SNSを中心にブロマンス要素の強いファンアートが賑わい、ヒットへ繋がるなど、腐女子と称されていた世代が20代に上がったことで、より社会的に「BLブーム」が受け入れられているようにも思う。 そんな土壌で本作が発表されたことが、アニメ化されるまでの支持を集めた理由なのではないだろうか? と話は逸れたが、正直、BL要素は自分が好きなジャンルとは程遠いのだが、本作には不思議と惹き付けられてしまう魅力がある。 それは"得体の知れないもの"に対する興味と、その謎に迫るミステリアスな展開ゆえなのかもしれない。 ちなみに、ここまで感想を書いてみて気づいたが、この作品、なんというか『遊星からの物体X』とか「寄生獣」みたいな話を「近畿地方のある場所について」の世界観で描いているような……。 そういう意味で、映画好き、特にオカルト、心霊、SFホラー好きにこそ、薦めたくなる作品だった。

Posted by ブクログ