商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2022/02/28 |
JAN | 9784103256267 |
- 書籍
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春のこわいもの
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春のこわいもの
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商品レビュー
3.3
130件のお客様レビュー
何者かを目指してしまうのは、とても苦しくて楽しくて惨めだよね、思ってしまう。 「娘について」で描かれる歪んだ嫉妬が、これでもかってくらい生々しくて、少し苦しくなる。
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終始ふわふわと、うっすら怖い物語が続く短篇集。 川上未映子さんの本だってわかって読んでるのに、途中「あれ?川上弘美さんの本だっけ?」と一瞬思ったりした。(読書好きなら解ってくれそう) 超短篇に近いものから、中篇に近い短篇まで、並びの妙がよかった。 すっきり解決してお話終了、みた...
終始ふわふわと、うっすら怖い物語が続く短篇集。 川上未映子さんの本だってわかって読んでるのに、途中「あれ?川上弘美さんの本だっけ?」と一瞬思ったりした。(読書好きなら解ってくれそう) 超短篇に近いものから、中篇に近い短篇まで、並びの妙がよかった。 すっきり解決してお話終了、みたいなのを求める人はたぶん苦手な系統のお話が並ぶ。元から薄い墨がどんどんかすれていって消えていく…みたいな物語群、私はとても好きです。 「あなたの鼻がもう少し高ければ」「娘について」の2篇はわりと長めだけど、とりわけ印象的だったのはこの2篇。 言いようのない、違和感の怖さ。だけど、その答え合わせがないところが、素晴らしくいい。 結局は…?という気持ちのまま、ふっと途切れて、置いていかれる感じ。 雰囲気ものなので、詳しいレビューを書くよりは、読んで感じてもらいたい系統の小説。 現実にも転がっている「こわいもの」と繋がっていきそうなこわいものたちの世界。 表紙がまくらなのは…夢を見ているよう、ということ?
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