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飛ばないトカゲ ようこそ! サイエンスの「森」へ
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飛ばないトカゲ ようこそ! サイエンスの「森」へ

小林洋美(著者)

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飛ばないトカゲ ようこそ! サイエンスの「森」へ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京大学出版会
発売年月日 2022/02/22
JAN 9784130133166

飛ばないトカゲ

¥2,750

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2022/05/08

ものすごく面白かった!ここ数年の”新しい”めの論文を、ものすごくツボを抑えて、面白く完結に短くまとめて紹介している。2020年から『UP』誌に連載している「論文の森の『イグ!』」の一部と、『眼科ケア』に2010年から連載している「モアイの白目」の一部をまとめたもの。イグノーベル賞...

ものすごく面白かった!ここ数年の”新しい”めの論文を、ものすごくツボを抑えて、面白く完結に短くまとめて紹介している。2020年から『UP』誌に連載している「論文の森の『イグ!』」の一部と、『眼科ケア』に2010年から連載している「モアイの白目」の一部をまとめたもの。イグノーベル賞候補になりそうな、面白い論文を紹介している。著者紹介に「論文のソムリエになりたい」と書かれているが、すでに小林先生は論文ソムリエだと思った。チョイスも面白いし、著者の経験や漫画などをうまく枕にして、面白いところだけをグッと引き寄せてくれている。 私も、全く専門外でも面白い論文を読むのが大好きなので、本書でとりあげられている論文は読んだのもあるが、興味を特に引いた読んでいないものはすぐに読んでみた。ほんとに面白い。 特に、論文、って聞いただけでアレルギー反応を示してしまう若者に、是非是非手にとってもらいたい。 個人的に刺さるのは、 「魚の卵は空を旅する」 水禽に食べられたメダカの卵が体内をぬけて生存した例。魚卵も植物の種のように鳥媒されているかもしれない。 「お尻に目」 ゴールデンカムイに出てくるニヴフの民話の話はとっても理に適ってる。 「OH!ガル」 あの有名な『動物のお医者さん』のジンギスカン戦争が枕に出てくる。去年でた、アーバンカモメが人間のアクティビティパターンをアデプトしているという論文。もともとセグロカモメは、同種や異種個体がとった餌をカツアゲする採餌行動がよくみられるが、セグロカモメにとって人間もその延長であろうという話。あと、餌の横取り防止のコツもわかる。 「ナコウドアリ」(仮名) Cardiocondyla elegans 配偶者選択に第三者が介入する生物の報告は、ヒト以外では初めてだそうだ。 「北がわかる」 これはめっちゃくちゃ面白い。ウシやシカが南北に体を向けるというのを、グーグルアースで検証。鳥屋には有名ではあるんだが、鳥(ヨロコマ、キンカチョウ)の網膜に「クリプトクロム」というタンパク質があって、これが磁気を感知してるんでは?って論文があるんだが、これ、ヒトを含む哺乳類の網膜にも存在するタンパクなので、、、。 「デルブーフ錯視でダイエット?」 同じ大きさの2つの黒い円、大きな白い円に囲まれた黒い円のほうが小さく見える、ってアレな。これを利用して、ダイエットには、小さいお皿にてんこ盛りにしたほうが、満足感得られるのでよろしい、というような話を私もどこぞで見聞きしたことがある。この実験、参加者は、3時間前から絶食にし空腹の状態になったグループと、1時間いないに何かを食べて空腹ではない状態になったグループに、色々なサイズのトレイにのせたピザを定量見せて、どちらが大きく見えるか、調べた。結果、空腹になるとデルブーフ錯視は起こりにくく、性格にピザの大きさを判断したらしい。 はらぺこだったら、皿のサイズは関係ないと? Cuttlefish use stereopsis to strike at prey https://www.science.org/doi/10.1126/sciadv.aay6036 サイエンスに載ったイカ論文 イカ(cuttlefish)っ!!!あはははは 3Dメガネをかけたイカってだけで 幸せになれるな 論文にカラー写真や図があるので、 英語が嫌ってひとも是非みてほしい。

Posted by ブクログ

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