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過労死・ハラスメントのない社会を 電通高橋事件と現在
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過労死・ハラスメントのない社会を 電通高橋事件と現在

川人博(著者), 高橋幸美(著者)

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過労死・ハラスメントのない社会を 電通高橋事件と現在

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本評論社
発売年月日 2022/02/19
JAN 9784535587670

過労死・ハラスメントのない社会を

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2022/10/27

 社員の入退館時刻をすべて管理できるフラッパーゲートを設置しながら、社員の労務管理も安全管理もできておらず、「過労死自殺」を出した。2015年12月に電通で起こった事件である。  開示記録により過重労働の実態が明確にされ、勤務登録時刻(自主申告時刻)とゲート退館時刻の乖離が1時間...

 社員の入退館時刻をすべて管理できるフラッパーゲートを設置しながら、社員の労務管理も安全管理もできておらず、「過労死自殺」を出した。2015年12月に電通で起こった事件である。  開示記録により過重労働の実態が明確にされ、勤務登録時刻(自主申告時刻)とゲート退館時刻の乖離が1時間以上ある社員に対して、理由を登録させるシステムにおいて、彼女の場合は、「社内飲食、懇談、休息」と「私的情報収取」が多くなっているが、到底信用できない。  長時間労働に加え、本来上司たるものは、徹也や深夜勤務が続く部下がおれば、ねぎらいや励ましの言葉をかけるのが最低限当たり前のことなのだが、彼女の上司は、励ましとは真逆に、パワハラ的な言動を繰り返し、彼女の心身を一層追い詰めていった。  うつ病発病、悪化の原因は、10月から12月の長時間労働、深夜労働、パワハラ、セクハラであった。  著者の川人博弁護士が、賀露浪士防止のための啓発活動の一環として、高校生への出張講義の後、生徒たちの感想の1つとして、電通の「鬼十則」のアンチテーゼとしてまとめられた「天使十則」が紹介されている。若い世代が提案した、新しい働き方のイメージとして、記録に留めておきたい(119頁)。 天使十則 (ある高校生の手作り新聞から) 1. 仕事は自ら創るべきで、休暇も自ら作るべきである。 2. 休暇とは、働き掛けていくもので、 受け身でとるものでもある。 3.大きな仕事と取り組め、大きな人数でおのれを支え合え。 4. 難しい仕事を狙え、そしてこれを協力して成し遂げるところに進歩がある。 5. 取り組んだら見失うな、1度放してもいいから見失うな、目的完遂までの道は1つではない。 6. 周囲に声をかけろ、声をかけるのと声をかけられるのとが、仕事の向上のカギである。 7. 目標を持て、長期の目標を持っていれば、過程を柔軟に変えられ、そして正しい努力と希望が生まれる。 8. 自信をもて、君の仕事には、迫力も粘りも、 そして厚味のすべてがそろっている。 9. 頭は常に全回転、八方に気を配り、一部の隙のつくりどころを見極めねばならぬ。 サービスを伸ばすのはこの一部の隙である。 10. 辞職を怖れるな、 辞職は進歩の母、積極の肥料だ、転職は君の人生を豊かにする。

Posted by ブクログ

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