商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2022/02/18 |
| JAN | 9784103398738 |
- 書籍
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チェレンコフの眠り
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チェレンコフの眠り
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商品レビュー
3.5
11件のお客様レビュー
思ってたのと全然違ってた これがあらすじを読まないで借りる(買う)面白さだよなあと思います でも読んで良かったし読めて良かったと思う あらすじを知っていたらきっと私は手に取らなかった 冒頭から銃殺で始まって、終始 血、プラスチック、放射能、暴力、孤独…何を見せられてるんだ…と。...
思ってたのと全然違ってた これがあらすじを読まないで借りる(買う)面白さだよなあと思います でも読んで良かったし読めて良かったと思う あらすじを知っていたらきっと私は手に取らなかった 冒頭から銃殺で始まって、終始 血、プラスチック、放射能、暴力、孤独…何を見せられてるんだ…と。 途中でもう読むのやめてしまおうかなというのが頭によぎったけど、ページ数が少なかったから読了できたところある 物語全体をたっぷり使って描きたかったことは、ざっくり言うと人間は愚かだということ 人間社会の発達とは地球や環境を破壊することと引き換えであり、地球を換金して栄えてきたということ。 この物語は一体…?という全体の抽象さとは反して、ラストでの主張はすごくストレートでそこは読みやすく受け取りやすかったと思います 先日も稲垣えみ子さんの本で原発の話を読んでいたからなんだか悶々と考えてしまうなあ でも、そうするだけで何か変わろうとしないところが私の愚かさだなあ
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「チェレンコフの眠り」(一條次郎)を読んだ。 以前読んだ「レプリカたちの夜」に度肝を抜かれたのだが、これもまたぶっ飛んだわ。 とにかく意表を突かれる展開でね、放射能とかマイクロプラスチックとかにより環境破壊された近未来の世界におけるある種のディストピア小説であるのだが、新しい...
「チェレンコフの眠り」(一條次郎)を読んだ。 以前読んだ「レプリカたちの夜」に度肝を抜かれたのだが、これもまたぶっ飛んだわ。 とにかく意表を突かれる展開でね、放射能とかマイクロプラスチックとかにより環境破壊された近未来の世界におけるある種のディストピア小説であるのだが、新しい命の物語でもあるか。 あまりにもカオスが過ぎてどう受け止めればいいのかわからなくなるが、少なくとも作者の悲しみと怒りはしっかりと読み取れる。 と、私は思う。 あと一言、表紙のかわいさに騙されてはいけないよ。
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環境破壊や温暖化が進み、更に放射能で汚染され荒廃した街が舞台。マフィアのボスに飼われている箱入り娘(オスだけど)のアザラシのヒョーが主人公。ボスにもファミリーのマフィアたちにも大切に育てられてきたヒョーがボスの死によって一人で生きていかなければいけなくなった世界は、環境破壊でボロ...
環境破壊や温暖化が進み、更に放射能で汚染され荒廃した街が舞台。マフィアのボスに飼われている箱入り娘(オスだけど)のアザラシのヒョーが主人公。ボスにもファミリーのマフィアたちにも大切に育てられてきたヒョーがボスの死によって一人で生きていかなければいけなくなった世界は、環境破壊でボロボロな上に金持ちが労働者と貧乏人を搾取する冷酷な資本主義社会だった。 無邪気でピュアなヒョーの言葉にも何度もハッとしました。例えば… 「働くのがそんなにえらいわけかい。だったら奴隷が世界でいちばんえらいってことになるよな」 「字が読めるのがそんなに重要なわけ?あれって不便じゃないか。だって文字に書けないことはどうなるのさ。世界は文字に書けないことでいっぱいなんじゃないのか?」 「人材だなんて、人を材料と見ているようで、なんだかおそろしい言葉だとヒョーはおもった」 「あんたら人間ってのは共感でしかものを見れないわけ?」 「そりゃそうだろ。なんだとおもってるんだ」 「いや、どこまでも自己中心的なんだなっておもっただけさ」 「他人に共感するのと自己中じゃ、まるっきり正反対だぞ?」 「だれかに共感するってのは、あたかも自分のことのようにかんじるってことだろ。それがかんじられなければ、相手になんの興味ももてないってことだ。そりゃ山火事もなにも消えないはずだ」 喋って歩けるアザラシのヒョーはとにかく可愛いし、ボスのシベリアーリョ・ヘヘヘノヴィチ・チェレンコフを始め、登場人物もどこかとぼけた味わいがあって、この独特の世界観は癖になります。ただ、扱うテーマはとても重いものだと思いました。 人間が自然破壊を繰り返すことで、地球の生物は住処を奪われ絶滅していき、人間にとってもどんどん住みづらい環境になっていく…という、待った無しの環境問題が大きなテーマになっています。可愛らしいアザラシのヒョーの眼を通して、人間の身勝手な環境破壊を描き、それに対する強い怒りと非難が伝わる作品でした。
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