なぜ信用金庫は生き残るのか 祥伝社新書650

鳥羽田継之(著者)

• 販売会社／発売会社: 祥伝社
• 発売年月日: 2022/02/01
• JAN: 9784396116507

商品レビュー

2024/11/13

信用金庫を無くしてはならない！生き残るための努力が思いのほか綺麗で感動する話

生き残るための努力と言いましたが、正確には普段から信金で行われている業務が今もなおたくさん企業や人に求められていると言った方が正しいのでしょう。金融機関特に銀行が利益主義というか顧客があまりにも優先させてこなかったこと、そのイメージが池井戸潤の小説にも表れているでしょうか、やはり暗い印象はどこか否めないと思います。
ただ信用金庫を見てほしい、彼らは泥臭くてかっこいいんです。アンパンマンほど自己犠牲的ではないにせよ、弱きものに優しく、献身的に支えている彼らの業務が信じられないほどに「あたりまえ」だったんです！
コロナ禍や災害の危機を支え、地域を支え、人を支えるそんな企業がどこにあるでしょうか？
もし信用金庫が無ければ今頃日本はどうなっていたのだろうかとさえ思います。関係ないと思う人も多いかもしれませんが、実はかなりの確率であなたの生活を支えている事かと思います。
読んだ後から家の近くにある信用金庫が気になってしょうがないことでしょう。

2023/01/28

とても信用金庫に魅力を感じさせる素晴らしい本だった。コミュニティ作り勉強になる。金融マン達におすすめ。

2022/07/11

城南信用金庫の話が大半。仕組みがサッとわかる。

目指すべき姿は、中小企業株に明るい信用金庫でなくいちよし証券の話だが、取引ごとの長電話と営業電話は苦手な人が多い世の中でも、一部にファンがいれば成り立つということかもしれない。

DXはメガバンクと地銀が先行するから、ウェットな付き合いと、細かく人文までみてリスクをとった融資が特徴と思えた。