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飛族 文春文庫
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飛族 文春文庫

村田喜代子(著者)

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飛族 文春文庫

836

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2022/01/04
JAN 9784167918125

飛族

¥836

商品レビュー

4.5

10件のお客様レビュー

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2025/08/01

イオさんとソメ子さんが愛らしくて何度か笑ってしまった。状況は明るくないはずなのに、ニ人の周りに悲壮感は少しもない。ほっこりと読ませていただきました!

Posted by ブクログ

2025/05/24

幻想的にも描かれる、「あわいで溶けあう」「相対的な」ものごと(解説より)に対して、大変現実的に描かれた、国境を跨いでにらみ合うことしかできない人々の様子が、居心地悪く浮いているように感じた。 このような作品でしか出会ったことがないからか、漁師に海女たち、海で生きる人は既に半分あ...

幻想的にも描かれる、「あわいで溶けあう」「相対的な」ものごと(解説より)に対して、大変現実的に描かれた、国境を跨いでにらみ合うことしかできない人々の様子が、居心地悪く浮いているように感じた。 このような作品でしか出会ったことがないからか、漁師に海女たち、海で生きる人は既に半分あちら側にいるような気がして、畏怖の念を抱くばかりである。

Posted by ブクログ

2024/09/13

書店の棚に平積みになった本書を見て、気になり、まず図書館で単行本を借りて読んだ。たいへん強く心に残った作品で、日常のほんのふとした瞬間に、この作品の舞台である離島の、どこまでも広がる海と空という情景が浮かんできて、再読したいと思っていた。 初めて読んだときほどの衝撃はなかったけれ...

書店の棚に平積みになった本書を見て、気になり、まず図書館で単行本を借りて読んだ。たいへん強く心に残った作品で、日常のほんのふとした瞬間に、この作品の舞台である離島の、どこまでも広がる海と空という情景が浮かんできて、再読したいと思っていた。 初めて読んだときほどの衝撃はなかったけれど、国の境、空と海の境、鳥と魚の境、過去と今の境、生と死の境…そういう境が揺らいで淡くなっているような、不思議で美しい離島の情景はやはりとても印象的で、今後また読み返したくなる時が来る気がする。

Posted by ブクログ