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ブルシット・ジョブの謎 クソどうでもいい仕事はなぜ増えるか 講談社現代新書2645
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2021/12/15 |
| JAN | 9784065266595 |
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ブルシット・ジョブの謎
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ブルシット・ジョブの謎
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商品レビュー
3.5
71件のお客様レビュー
一見すると流行りの新書本のようなタイトルだが、その中身は、しっかりとした経済学・社会学の論考である。中盤、ネオリベラリズムとの関係に及ぶと専門性は増していくが、一つ一つ丁寧に読み解いていけば、その大まかな趣旨は理解することができる。 経済学者ケインズ曰く、 「20世紀末までに...
一見すると流行りの新書本のようなタイトルだが、その中身は、しっかりとした経済学・社会学の論考である。中盤、ネオリベラリズムとの関係に及ぶと専門性は増していくが、一つ一つ丁寧に読み解いていけば、その大まかな趣旨は理解することができる。 経済学者ケインズ曰く、 「20世紀末までに、イギリスやアメリカのような国々では、テクノロジーの進歩によって週15時間労働が達成される」。 しかし、現実はそうはならなかった。 ほとんどの産業では供給が需要をはるかに上回っていて、それゆえ、需要が人工的につくりだされる。その歪みの中には、多くの「ブルシット・ジョブ」が存在している。 また、たとえ大半が不必要な仕事であっても、週に一度、あるいは月に数回は「どうしてもその人がいなければならない瞬間」がある。本来ならそのタスクがある時だけ働けばいいはずなのに、現代社会はそこに「1日8時間、週5日」といった「時間指向」の労働形態を無理に押し付けようとする。ここに、あらゆる仕事がブルシット化していく強力な圧力が生じている。 労働形態が「タスク指向(やることが終われば終わり)」から「時間指向(決められた時間を労働で埋める)」へと変化したこと。これこそが、「たとえするべきことがなくても、人間はいつも働いていなければならない」「仕事をでっちあげてでも時間を埋めなければならない」という現代の奇妙なブルシット・ジョブへと繋がっている。 そして私たちがこのブルシット・ジョブの沼から抜け出せない根本には、 「労働は人間に与えられた罪であり、同時にそれ自体がモラル上の価値である」 という、根深い倫理観が巣食っている。 *** 最終章では、この悪循環を断ち切る処方箋としてベーシックインカムの可能性が提示されるが、本書を読み終えた今、私の中に残るのは「資本主義そのものが、もう限界を迎えているのではないか」ということ。 労働運動が、「労働時間の短縮や人間の自由」ではなく、「賃金や保障の向上」を訴えるようになった。思えば、そのパラダイムシフトが起きた時点で、私たちはすでに引き返せないところまで来てしまっていたのかもしれない。
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グレーバーの『ブルシット・ジョブ』の翻訳者による解説本。 この本を読んでいると、真面目くさったバカバカしい社会や学校、職場を鼻で笑って中指を突き立てたくなる。そんなアナーキーな気分にさせてくれる、実に人類学らしい本だ。 終章のベーシック・インカム論はその極地。 ベーシック・イ...
グレーバーの『ブルシット・ジョブ』の翻訳者による解説本。 この本を読んでいると、真面目くさったバカバカしい社会や学校、職場を鼻で笑って中指を突き立てたくなる。そんなアナーキーな気分にさせてくれる、実に人類学らしい本だ。 終章のベーシック・インカム論はその極地。 ベーシック・インカムを導入すれば、生活に困らなくなった人々はやりたくない仕事はやらなくなる。その結果、世の中は下手くそな詩人や画家、ミュージシャンで溢れかえるだろう。だが、それでいいじゃないか? ここまで行くとさすがに極端だし手放しには賛同しがたい。しかし、ブルシットな現状に絶望せずに、ありえる他の形を想像しようぜ、という主張はAIやらで大きく世界が変わりそうな今だからこそ有意義な主張だろう。それに、個人のレベルではそっちの世界に移住する人もすでに増えてる気がする。
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グレーバーの『ブルシット・ジョブクソどうでもいい仕事の理論』がわかりにくいところがあったので、その本の翻訳者のひとりがわかりやすく整理してくれた本。 でも、これを読めばグレーバーの本は読まなくて大丈夫ということはなくて、人生を変える強烈なインパクトは、ぜひグレーバーの本で体験して...
グレーバーの『ブルシット・ジョブクソどうでもいい仕事の理論』がわかりにくいところがあったので、その本の翻訳者のひとりがわかりやすく整理してくれた本。 でも、これを読めばグレーバーの本は読まなくて大丈夫ということはなくて、人生を変える強烈なインパクトは、ぜひグレーバーの本で体験してほしい。
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