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近代の正統性(Ⅲ) 時代転換の局面 叢書・ウニベルシタス608
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 法政大学出版局 |
発売年月日 | 2002/06/01 |
JAN | 9784588006081 |
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近代の正統性(Ⅲ)
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近代の正統性(Ⅲ)
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『近代の正統性』邦訳第三分冊。ニコラウス・クザーヌスおよびジョルダーノ・ブルーノを論じる「時代転換の局面」を収める。この二人を「時代Epoche」というテーマの解明のために選択しているのは、クザーヌスをあまりにも近代の先駆者として理解しようとする従来の研究に対する批判であり、ブル...
『近代の正統性』邦訳第三分冊。ニコラウス・クザーヌスおよびジョルダーノ・ブルーノを論じる「時代転換の局面」を収める。この二人を「時代Epoche」というテーマの解明のために選択しているのは、クザーヌスをあまりにも近代の先駆者として理解しようとする従来の研究に対する批判であり、ブルーノとクザーヌスの間に時代の転換が生じたということを示すためである。クザーヌスとブルーノの思想の詳しい分析は正直なところ理解しがたい点も多いが、コペルニクス革命に対して、クザーヌスであればそれを受け入れることのできる柔軟な世界観を用意しようとしたし、ブルーノはコペルニクス革命の真価を伝える哲学体系を構築しようとしたのだというのがブルーメンベルクの基本的な見立てである。エポックという概念を通じて歴史を眺めているときに何が行われているのかを思想史的に論じているというのが大雑把なまとめになろうが、誰か特定の思想家に時代の創始者という役割をあてるのではなく、個々の思想家の「あいだ」にエポックを認めようとするブルーメンブルクの歴史観は、極めて示唆にとむように思われる。
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