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格差という虚構 ちくま新書
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2021/11/10 |
| JAN | 9784480074287 |
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格差という虚構
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格差という虚構
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商品レビュー
3.7
8件のお客様レビュー
本の内容にほぼほぼ同意。内因というものは存在せず、偶然や遺伝や環境のような外因にすべて起因するということは、この本を読む前から私は感じていた。それをうまいこと言語化してくれている。格差の低層の方々によく言われる努力不足、つまり自己責任論がよく取り上げられるが、この論理を用いること...
本の内容にほぼほぼ同意。内因というものは存在せず、偶然や遺伝や環境のような外因にすべて起因するということは、この本を読む前から私は感じていた。それをうまいこと言語化してくれている。格差の低層の方々によく言われる努力不足、つまり自己責任論がよく取り上げられるが、この論理を用いることで、そもそも外因なのだから努力とか遺伝とか議論すること自体が間違えていると指摘している。 また人の嫉妬や劣等感がどのように発生するかに焦点を当てて、格差を小さくすることによる問題についても議論している。 内容は良いのだが、内容が少し冗長でもう少しまとめられた気はする。
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近年よく議題に上がる格差について論じた本。とはいうものの経済格差や教育格差などによる問題に焦点を当てたというよりは、格差というのはそもそも何かなぜ生じるのかを様々な観点から述べている。 印象的だったのは、能力主義や法の下の平等は格差を覆い隠すためのイデオロギーだという主張。実際に...
近年よく議題に上がる格差について論じた本。とはいうものの経済格差や教育格差などによる問題に焦点を当てたというよりは、格差というのはそもそも何かなぜ生じるのかを様々な観点から述べている。 印象的だったのは、能力主義や法の下の平等は格差を覆い隠すためのイデオロギーだという主張。実際には環境と遺伝によって最初から差が生じているにもかかわらず、形式的な機械の平等を与えることで現状の格差は自己責任だ・努力の結果だと思わせることができる。すなわち、自由のための自己責任ではなく、格差があるからこそ自由だとされるのである。また、現状に不満を抱き民衆が行動に移すのは差が縮まった時だとの主張もあった。フランス革命やロシア革命、公民権運動は貧しい生活に耐えかねて起こったのではない。むしろ皆の生活水準が上がってきたからこそ、そのほかの部分の差(階級格差や人種差別)に目が向くようになってきたのである。現在の日本でなぜ暴動が起こらないのか、なぜ高度経済成長期の日本で学生運動が起こったのか納得した。
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格差を非難する人は、家庭環境が生み出す能力差を学校教育が是正することで、公平な競争を保証すべきだという。しかし、格差は絶対になくならないどころか、格差が小さくなればなるほど、その小さな差について人間はよけいに苦しむ。 能力を正当に評価すべきという人がいる。しかし、評価は比較であ...
格差を非難する人は、家庭環境が生み出す能力差を学校教育が是正することで、公平な競争を保証すべきだという。しかし、格差は絶対になくならないどころか、格差が小さくなればなるほど、その小さな差について人間はよけいに苦しむ。 能力を正当に評価すべきという人がいる。しかし、評価は比較であり、同質化をまねく。平等で客観的な評価は個性と相いれない。私たちが目指すべきは全員が少数派として生きられる多様性に溢れる社会だ。p.339
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