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ノースライト 新潮文庫
935円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2021/11/27 |
| JAN | 9784101316734 |
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ノースライト
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ノースライト
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商品レビュー
3.9
168件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
信濃追分のY邸は、建築士・青瀬稔の最高傑作である。 引き渡し後に消息を絶った施主・吉野の痕跡を辿る青瀬。捜索を進める中で、青瀬自身にも変化が。仕事、家庭、自身の過去…彼が向き合った先に見えたものとは…。 評価は読了後に結構迷った。 終わり方が割と良くて、読後感としては悪くなかった。こんがらがった糸が綺麗に解かれて、未来にも希望が持てる終わり方だったのは良かったと思う。 でも、正直あまり面白くなかった。引き渡し後の施主が音信不通であるという謎は、ちょっと切迫感が足りないように感じたのだ。引き渡し前であれば、施工資金未払などの実質的な損害が生じるので、血眼になっての捜索は必然である。その際は、警察ももちろん介入するだろうし、それ故に解決まで一直線だ。今回のケースは、引き渡し後の施主を探しているという点に加えて、「何でもなかったら施主に迷惑をかけるかも」というぼんやりした理由で警察の介入を拒絶している。それ故に、捜査でできることも限られ、何とも捜索が中途半端になる。それがもどかしかったし、なぜ一介の建築士が、そこまで施主に拘泥するのか…という疑問が小煩い蠅のようについてまわった。 章によって、作品の雰囲気が全然違う。 前述したもたつく捜査パート、エリート建築士と家族の関係、タウトの芸術への造詣を深めるシーン、自身の過去と物語の核心…それぞれが独自のカラーを持っていて、まるで違う作品を読んでいるように感じる瞬間があった。それぞれに良さがあるのだ。例えば、タウトの芸術に触れる章は、静謐な雰囲気で良かった。隠遁した外国人芸術家に何だか侘び寂びを感じて、芸術に浸ることができた。 しかし、それらを一緒くたに詰め込んだことで、章のつなぎ目は読み味に雑味を感じる。ファミレスのドリンクバーで手当たり次第に混ぜたジュースの、あの不味くはないけど混ぜない方が美味しいみたいな独特な味覚を想起させた。 横山秀夫作品は、これまで何作も読んできた。 警察が出てこない作品もあるのか、という驚きがあった。彼の新しい側面を発見できたのは良かったと思う。
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実存と構造の織りなす彩の妙、見事なまでの伏線回収、芸術的なラスト。さすが横山秀夫、うなるほかはなかった。
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家を建てること、自分の思いを形にすること、そこに登場する人物たちの人生が絡み合った読み応えがある物語。
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