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わたしは「セロ弾きのゴーシュ」 中村哲が本当に伝えたかったこと
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わたしは「セロ弾きのゴーシュ」 中村哲が本当に伝えたかったこと

中村哲(著者)

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わたしは「セロ弾きのゴーシュ」 中村哲が本当に伝えたかったこと

1,760

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 NHK出版
発売年月日 2021/10/25
JAN 9784140818794

わたしは「セロ弾きのゴーシュ」

¥1,760

商品レビュー

4.6

39件のお客様レビュー

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2025/02/15
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※このレビューにはネタバレを含みます

井戸を作っていたということぐらいしか知らない……。初めて読む中村医師の本。 第一章 ハンセン病根絶を目指して 最初は、ハンセン病撲滅のために活動していたという話。ハンセン病。病状が徐々に悪化していく病気と言う事と、見た目が悪くなることで昔は恐れられていて隔離されていたという話ぐらいしか分からない。ただ、この本を読むと靴……サンダルで病状が抑えられるという事が書かれていた。足。足からダメになるから、足を大切にということらしい。 第六章 開通した命の用水路 用水路が開通した話。利権のあれこれには苦労したという苦労話も。でも、こういう『水路』の話は上流側が有利で下流に行くほど不利になって、格差みたいなものが出来ちゃうんだよな。開通した、よかったっていう話で終わらないのが『水』のやっかいなところ。 治安も悪化してしまって、援助が難しくなり、井戸は水位が下がってしまって、使えないところが増えてしまい。井戸の建設はやめたとも。 治安悪化に、環境も悪化。水路は完成したけど、利権だとかあれこれの調整はたぶん、この先も難しいバランスで成り立つんだろうし……という問題だらけな感じで終わってしまった。 読みごたえがあったし、興味深い話がたくさんあった。 他の本も読みたくなってしまった。 ごちそうさまでした。

Posted by ブクログ

2024/12/16

NHK「ラジオ深夜便」番組内での、中村哲さんへのインタビューの肉声を忠実に再現したものです。 おそらく、自分には想像もつかないような苦労や理不尽、恐怖などもあったのではないかと思うのですが、それでも、現地の人々に希望を見、ひたむきにご自身にできることを積み重ねてこられた姿がある...

NHK「ラジオ深夜便」番組内での、中村哲さんへのインタビューの肉声を忠実に再現したものです。 おそらく、自分には想像もつかないような苦労や理不尽、恐怖などもあったのではないかと思うのですが、それでも、現地の人々に希望を見、ひたむきにご自身にできることを積み重ねてこられた姿があるからこそ、この言葉があるのだなと感じずにはいられません。 とてつもなく大きな問題や目標を前にしても、長い目でコツコツやるしかない、という精神力はどこから生まれるのだろう、と思いました。 また、中村哲さんが日本に一時帰国されたときに感じた、「みんな不満に溢れている。……景気がいいときには、困っている人のことなんかあまり頭に無い。常に何かでガサガサしているか、不平が多いんですね」という所感。…なんだか、まさに自分の姿だと思ってしまいました。 食べるものも、欲しいものも、なんでも手に入る豊かな生活をしているはずなのに、確かに、自分はことあるごとに不平不満を言っています。 豊かさと幸せは実は相関がなくて、本書で触れられているように、ちょっとしたことに感謝できる心を持っていることが本当に幸せなんだと、きづかされました。

Posted by ブクログ

2024/11/20

誰の立場に立っておこなわれて、そして誰のためになる支援か。 本書を読み、上記の言葉に帰ることで見えてくる風景がありました。 世界がどうなろうと、そこに暮らす人がいるということ。 逃れられない人たちが、そこにいるということ。 出会った、目の前の人たちを大切に想い、最善を尽くして...

誰の立場に立っておこなわれて、そして誰のためになる支援か。 本書を読み、上記の言葉に帰ることで見えてくる風景がありました。 世界がどうなろうと、そこに暮らす人がいるということ。 逃れられない人たちが、そこにいるということ。 出会った、目の前の人たちを大切に想い、最善を尽くしてこられた中村哲さんの生き方が浮かび上がってくる一冊でした。

Posted by ブクログ