むかしむかしあるところに、やっぱり死体がありました。

青柳碧人(著者)

• 販売会社／発売会社: 双葉社
• 発売年月日: 2021/10/21
• JAN: 9784575244540

商品レビュー

2025/02/05

昔ばなしシリーズ第2弾！！
今回も短編集なのでサクサク読むことができたし面白かった( ˶'ᵕ'˶)最後にぞくっとするのもなんだか癖になりそう(笑)

かぐや姫→密室殺人！？かぐやは月の探偵だった。ヤスさん…。。
おむすびころりん→タイムリープしてて面白かった！ほんと米八じいさんと同じようにすればこんな何度も繰り返さなくて良かっただろうに。欲深いとダメですね。ご～～～ん！笑
わらしべ長者→ 多重殺人事件！！剣健布によって3度生き返った男。すっかり勘違いしてたけど半太は老人だったのか。
さるかに合戦→さるかに合戦の真相が明らかに。南天丸悪すぎる。。狸の交換犯罪がはじまる？！
ぶんぶく茶釜→冒頭に今まで出てきたお話が！！前回のお話の2人が交換犯罪をしてお互いの不在証明を確固たるものにする。。と思ったら真犯人はエテ作。なるほどなと思ったら本当の犯人は別に…？とりあえず茶太郎かわいそう。

2024/10/19

今回の作品は、話に若干のつながりみたいなものがあって、さらに面白かった。
こういう作品が作れる人の頭の中は、一体どうなっているのやら。

2024/10/08

読みやすいのに本格ミステリーで面白かった！
原作からずれずに「昔話✖️ミステリー」が実現されてた。

とくに、「7回目のおむすびころりん」はミステリーのクオリティが高い上にどきどきハラハラのストーリーで主人公を応援したくなった。
「何回飛ばしの繰り返し」とよく知られる原作との繋がりが綺麗に伏線回収されて感動した。

「真相・猿蟹合戦」もみんなが知ってる猿蟹合戦の真相を、猿(？)が話す関係のないように感じるエピソードと、yes or noの質問から導き出される過程はとても綺麗だった。

「猿六とぶんぶく交換犯罪」の1番の面白みは狸じゃないと成し得ないという新しいトリック。
最後のどんでん返しも最高だった。