商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2021/09/16 |
JAN | 9784103347736 |
- 書籍
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死体格差
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死体格差
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商品レビュー
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『#死体格差 異状死17万人の衝撃』 ほぼ日書評 Day820 検視官、警察医、監察医の違い。 司法解剖は警察庁の管轄、検視官と警察医はこちらのカテゴリー。 一方、行政解剖を行うのが監察医、本書刊行時点で監察医がいるのは東京23区と大阪市・神戸市のみ。 そこへ2013年に、調...
『#死体格差 異状死17万人の衝撃』 ほぼ日書評 Day820 検視官、警察医、監察医の違い。 司法解剖は警察庁の管轄、検視官と警察医はこちらのカテゴリー。 一方、行政解剖を行うのが監察医、本書刊行時点で監察医がいるのは東京23区と大阪市・神戸市のみ。 そこへ2013年に、調査法解剖と呼ばれる制度が加わった。警察署長の権限で、事件性はないが死因がきちんと特定できない異常死体を強制的に解剖できる制度。 そうした複数の制度が乱立する中、監察医制度のある東京都でも年間の異常死体数2万余りのうち、何らかの解剖に回ったのは17.2%のみ(2019年実績)。 これが最小の広島県では、なんと1.2%に下がる。 さらに、この状況はコロナ禍によりいや増して杜撰なこととなった。死亡時に新型コロナ陽性であれば十把一絡げにコロナ死とされ、それ以上の死因特定がなされない。 検視に立ち会って死因を特定するのは法医学者ではなく警察医だが、そのほとんどは、開業医などのいわゆる一般の医者(臨床医)で、犯罪死を見逃す一因となっている。 一方で、検察の見立てに合致しない法医初見は無視されて"冤罪"が生み出されることもある。 近年では解剖まで行わないものの死後CTを撮ることで、多少の改善が見られる向きもある一方で、孤独死の増加が本来法医的所見を必要とする異常死の更なる増加要因となっている。 問題山積だ。 https://amzn.to/4fb5EcZ
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なんでか気になって読んでしまうこういったジャンル。 とりあえず解剖される様や孤独死 色々な死に方があるけれど死んだあとの事は考えた事なかった。 この先更に高齢化が進みもっと問題出てくるね。
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【どんな時代になっても、結局、人間は誰しも、生まれた以上は死ぬ運命にある。どんな死に方をしようとも、専門家がその死体の尊厳を守ってくれる。それも、目指していくべきではないか】(文中より引用) なかなか表立っては見えてこない法医学者の仕事。その内幕を覗いてみると、日本社会に広がり...
【どんな時代になっても、結局、人間は誰しも、生まれた以上は死ぬ運命にある。どんな死に方をしようとも、専門家がその死体の尊厳を守ってくれる。それも、目指していくべきではないか】(文中より引用) なかなか表立っては見えてこない法医学者の仕事。その内幕を覗いてみると、日本社会に広がりつつある「死体格差」とも言える状況の中で、孤軍奮闘するひたむきな人々の姿があった・・・。著者は、インテリジェンスやサイバー分野についての作品も世に送り出している山田敏弘。 日本社会の盲点とも言える分野に鋭くメスを入れた一冊。ドラマで見て知ったつもりになっていましたが、法医学の世界の奥深さを感じることができました。それにしても、ここまで個人の力に頼り切る状況になっていたとは・・・。 見えないところに光を当てることって本当に大切☆5つ
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