商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2021/08/26 |
JAN | 9784105901738 |
- 書籍
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地上で僕らはつかの間きらめく
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地上で僕らはつかの間きらめく
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商品レビュー
4.2
17件のお客様レビュー
あまりにも生々しく、大胆かつ繊細に描かれる「生きづらさ」「居心地の悪さ」に息を呑む。アメリカで暮らす移民(ベトナム出身)という出自に加えて、ともすれば保守的なモラルの下では人権・尊厳すら疑われかねない「クィア」という性愛のアイデンティティ。ロラン・バルトを読みこなすだけの知性と繊...
あまりにも生々しく、大胆かつ繊細に描かれる「生きづらさ」「居心地の悪さ」に息を呑む。アメリカで暮らす移民(ベトナム出身)という出自に加えて、ともすれば保守的なモラルの下では人権・尊厳すら疑われかねない「クィア」という性愛のアイデンティティ。ロラン・バルトを読みこなすだけの知性と繊細さ、そして蛮勇・勇敢さを備えた著者が記すこの小説は、古典的な小説としての完成度を時に食い破るようにして著者のレアな思い・叫びが響き渡る。ゆえにキャッチーな青春小説ではありえないのだけれど、それでも胸を打つ何かが確実に内在している
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文字が読めない母へ手紙を書くように、自伝を書き連ねてる小説。主な登場人物はベトナムからアメリカに移り住んだ祖母・母・僕、親しくなった少年。 時系列通りに語っているわけではなく、話の途中で飛んでは戻るという感じ。文章は詩的なものが多い。作者の見ているもの・見てきたものを全て感じ取れ...
文字が読めない母へ手紙を書くように、自伝を書き連ねてる小説。主な登場人物はベトナムからアメリカに移り住んだ祖母・母・僕、親しくなった少年。 時系列通りに語っているわけではなく、話の途中で飛んでは戻るという感じ。文章は詩的なものが多い。作者の見ているもの・見てきたものを全て感じ取れたかというと自分には難しかった。それでも心に響く場面やギュッと掴まれる場面もあり、これは読む人によって何かを感じる場面は違うのかもと思う内容だった。なので深く考えず感じるまま右から左に読んでいくのがいいと思った。
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昨年アメリカ在住の親友よりいただいた本。ひさびさの長編、そして海外翻訳小説ということで時間をかけて読了。詩的だな、と思っていたら詩人なのですね、この方。ベトナムからアメリカへ、祖母、母、そして自分の生きようが、文字が読めない母への手紙として綴られるというそのコンセプトが興味深かっ...
昨年アメリカ在住の親友よりいただいた本。ひさびさの長編、そして海外翻訳小説ということで時間をかけて読了。詩的だな、と思っていたら詩人なのですね、この方。ベトナムからアメリカへ、祖母、母、そして自分の生きようが、文字が読めない母への手紙として綴られるというそのコンセプトが興味深かったです。翻訳小説はなかなか慣れないのですが、自分としてはどんなものか挑戦、まずは最後まで読み切った感です。
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