商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2021/08/18 |
JAN | 9784093866200 |
- 書籍
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ヴァイタル・サイン
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ヴァイタル・サイン
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商品レビュー
3.7
57件のお客様レビュー
看護師の勤務の過酷さが目に余る。準夜勤を終え夜中の2時に帰宅し、約22時間後に夜勤であるとか、数時間の日勤であるとか労基はどうなのって思ってしまう。それを看護師は満身創痍で患者の介護や看護に尽くす。そして、患者やその家族には理不尽な言動を受け、主人公の素野子は心が折れそうになり、...
看護師の勤務の過酷さが目に余る。準夜勤を終え夜中の2時に帰宅し、約22時間後に夜勤であるとか、数時間の日勤であるとか労基はどうなのって思ってしまう。それを看護師は満身創痍で患者の介護や看護に尽くす。そして、患者やその家族には理不尽な言動を受け、主人公の素野子は心が折れそうになり、読んでて涙が出そうだった。看護師不足、時間もないそんな中でのナースコールの嵐。ミスも、いやミスは生死に関わり許されない、体力的にも精神的にも壮絶だった。体温、血圧、脈拍などヴァイタルは自身でも日頃チェックの必要性を感じた。
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苦しい時間が続く生活は、どんな行動を生むのか。 看護師の日常を淡々と、そして切々と繰り出していく文章にページをめくる手は止まらなくなる。 しかし、外側から眺めている読者としての自分は「大変なのは、わかる。でも、あなただけ苦しいのではない。」と、冷たい心で眺めてしまうところがあっ...
苦しい時間が続く生活は、どんな行動を生むのか。 看護師の日常を淡々と、そして切々と繰り出していく文章にページをめくる手は止まらなくなる。 しかし、外側から眺めている読者としての自分は「大変なのは、わかる。でも、あなただけ苦しいのではない。」と、冷たい心で眺めてしまうところがあった。 けれども、それは他院で起こった事件に対する、テレビコメンテーターのセリフで気づいた。 体験していないことを、とやかく言うのは無責任なのだと。 看護師の辛さ、患者の辛さ、家族の辛さ、それぞれあり、それは当事者にしかわからない。 それに良いも悪いもないのだ。 足掻きながら、進んでいくしかないのだと。
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勤続10年のわりには、精神的に幼い看護師だと思った。 そこがかなりフィクション。 看護師というものをかなりキレイに描いた作品だ、というのが正直な感想。 最後の章は、雑にハッピーエンドにさせすぎ。 面白かったし、看護師さんは大変だなとは思うけれど、現実はもっと違う、と、読みながら頭...
勤続10年のわりには、精神的に幼い看護師だと思った。 そこがかなりフィクション。 看護師というものをかなりキレイに描いた作品だ、というのが正直な感想。 最後の章は、雑にハッピーエンドにさせすぎ。 面白かったし、看護師さんは大変だなとは思うけれど、現実はもっと違う、と、読みながら頭のどこかが常に言っていた。 看護師賛歌的な作者の意図のようなものが気持ち悪い。そういう感覚がぬぐえなかった。
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